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絶滅危機 小型イルカ、セマングム防潮堤 内側で大量死

原文入力:2011-02-08午後08:20:11(1707字)

チョ・ホンソプ記者、パク・イムグン記者

←去る3日、全北、群山市、新侍島の排水閘門と可力島の間のセマングム防潮堤内側の砂の上でネズミイルカの一種であるスナメリ(1~2m)が死んでいるのが発見された。(写真=セマングム事業団提供) 【群山=ニューシス】

絶滅の危機に瀕している小型イルカのスナメリ100余頭が内部開発が進行中のセマングム防潮堤内側海域で大量死しているのが発見された。
国際的保護種であるスナメリが網にかかったり油汚染のために1~2頭ずつ死んだ例はあるが、このように大規模に死んだことは初めてだ。忠南泰安のホベイスピリット号油流出事故の時も6頭のスナメリだけが死んでいるのが発見された。

←セマングム防潮堤内側海域で大量死しているのが発見された小型イルカ、スナメリが漁船により回収されている。 セマングム/シン・ミョンス氏提供.

8日に死んだスナメリを回収する作業をした漁民らの話を総合すれば、去る3日からセマングム防潮堤内側堤防と水面上の網などから死んだスナメリが相次いで発見された。

海上警察による現場調査の後、4日にはゴミ回収業者が12頭を埋めたのに続き、7日には農漁村公社の要請を受けた漁民たちが船舶5隻を動員し67頭を回収した。 8日にも漁船2隻が出動し25頭を回収した。

回収作業を行ったシン・ミョンス 飛鷹島漁村係長は「腐敗が進んでいるスナメリを船一杯に回収した」として「今後もさらに多くのスナメリが死んで発見されるものと見られる」と話した。

スナメリは殆どが体長1.5~2mの成体であり、雌一匹の腹の中には出産間近の胎児が死んだ状態で発見されたりもしたとシン氏は話した。

死んだスナメリは特に新侍島排水閘門付近で最も多く発見されたが、これは湖の上流で死んだスナメリが潮流の一番強いこちらに流れきたためだと漁民たちは推定した。

海上警察はスナメリに不法捕獲の跡がなく自然的な理由で死んだものと推定した。

セマングム事業団環境管理チーム キム・ドンウォン氏は「漁民たちが不法に打っておいた網にスナメリがかかって死んだ」と話した。防潮堤が完工した後、セマングム湖での漁業は不法だが、生計根拠地を失った漁民たちがコノシロ、ボラなどを獲っていた。しかし内部工事で水門を塞いだことでこういう漁業さえ不可能となり漁民と農漁村公社の間の葛藤が絶え間なく続いている。
漁民と環境専門家たちは今回の事態が本格的なセマングム開発のために無理に水位を下げたために起きた予告された生態災難だと主張している。

セマングム市民調査団オ・トンピル氏は「内部開発のために水位を下げ水門を閉ざしたことにより湖の塩度が下がり、先月の寒波で湖水全域が結氷してスナメリが溺死することになった可能性が高い」と話した。シン・ミョンス漁村係長は「去る寒波の時、湖水全域が凍結した日が数日間続いた」と話した。

政府はセマングム内部に防水堤防を積み、埋めたてをするために昨年末からセマングム湖の水位を海水面より1.6m低く維持している。そのために引き潮の時に水門を開き、上げ潮の時みは水門を閉じる方法で水位を下げてきたが、この過程でセマングム湖の塩度が低くなり汚染が激しくなりイイダコ、貝、魚などが死ぬ事態が発生した。

環境部は内部開発工事を始める前に環境管理ガイドラインを用意したが、予想された動物大量死などに関し死骸による2次汚染を防ぐなどの事後処理を規定しているのみだ。

スナメリはネズミイルカ科の海洋哺乳類で、我が国 西海、南海、東海南部など陸地に近い海に生息しており、野生動・植物種の国際取り引きに関する協約(CITES)により保護されている国際保護種だ。

チョ・ホンソプ環境専門記者、全州/パク・イムグン記者 ecothink@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/462302.html 訳J.S