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俳優 キム・ギュリに "狂牛病 考え変わったか" 思想検証性 質問

原文入力:2010-10-29午前09:34:01(1462字)
総理室 ロウソクのあかり白書 作りながら 市民に‘思想検証性’質問
‘見解変化? 理由は?’尋ね…関連者ら "思想の自由 侵害"

コ・ナム記者

←俳優キム・ギュリ(改名前 キム・ミンソン)

国務総理室傘下の韓国農村経済研究院が米国牛肉輸入反対ろうそくデモ関連白書発刊を準備しながら、政府批判文を個人ミニホームページにあげた俳優キム・ギュリ(改名前 キム・ミンソン)氏など市民やネチズン、専門家たちに‘立場の変化’有無を尋ねる質問を送ったことが発表された。これに対し、質問対象者たちは "思想の自由の侵害" だとし反発している。

総理室国政運営1室は28日<ハンギョレ>との通話で「白書発刊のために今年8月中旬に50~60人に当時の示威に対する意見を調査する質問を送り、20人余りから回答を受けた」とし「政界要人、狂牛病専門家グループ、示威に参加した市民などに送った」と明らかにした。

総理室関係者は「ろうそくデモに対して賛成、中立、反対した人を全て含めマスコミの報道などでイシューになった方々を選んだ」とし「(イシューになった)芸能人らにもトライ(try)した、俳優キム・ギュリ氏側にも企画会社を通じてトライしたが返事はこなかった」と話した。

カン・キガプ民主労働党議員、パク・サンピョ国民健康のための獣医師連帯政策局長、パク・ウォンソク参与連帯協同事務局長、ビョン・ヘジン保健医療団体連合企画局長、ウ・ヒジョン ソウル大教授、ウ・ソクキュン保健医療団体連合政策局長、イ・ヘヨン韓神大教授、チョン・ヘグァン 成均館大教授などが質問を受けたと伝えられた。

質問は対象者により内容が異なっていた。当事者たちのろうそくデモ当時の発言を引用した後に立場の変化有無を尋ねる方式だった。総理室は、参与連帯パク局長に送った質問で "ロウソクのあかり文化祭に背後はありえない" という等のパク局長言論インタビューを引用した後、‘現時点でその当時に明らかにされた見解に対して変化がありましたか?’、‘見解の変化があるならば、その内容と理由は何ですか?’、‘見解の変化がないならばその理由は何ですか?’、‘今後これと類似の状況の再発を防ぐために必要な政府と社会各界の努力は何だと考えられますか?’等を尋ねた。

パク局長は 「‘その時と考えが相変らず同じか’という質問自体に問題がある。思想の自由の侵害に該当する」とし「特に個人ミニホームページに文を載せた市民にまで質問を回したということは、日常的に意志を表現できないように阻む‘低強度恐怖’」と批判した。イ・ヘヨン教授は「当時の言論報道を参考用に集めれば済むことを、政府が立ち上がり個人に立場の変化有無を尋ねること自体が学問と思想の自由の侵害だ」と話した。

国務総理室は「言論報道などで(ろうそくデモに)影響力を及ぼした方々を選定した。中立的立場で回答を編集せずにそのまま作成するだろう」と答えた。国務総理室は今年11月以後、白書を正式に出す予定だ。白書の発刊は李明博大統領が去る5月11日の閣僚会議で総理室など関連部署に客観的で科学的な報告書を作れと指示し推進された。

コ・ナム記者 dokko@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/446143.html 訳J.S