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‘天安艦調査’不信感 拡散…国民の32%だけ "政府発表 信じる"

原文入力:2010-09-08午前11:16:01(1418字)
ソウル大‘統一平和研究所’アンケート調査 結果発表
回答者の54% "天安艦事件、政府の対北韓政策にも原因がある"

←艦首・艦尾切断面 公開  天安艦の裂けた艦首(左側写真)と艦尾の切断面を国防部が写真を撮り公開した姿. 国防部 提供

去る5月20日に発表した天安艦民軍合同調査団の結論に対し、国民の30%余りだけが信じていることが明らかになった。ソウル大統一平和研究所は7日、ソウル大湖巌教授会館で‘2010統一意識アンケート調査’を発表し、天安艦事件と関連して政府発表について‘全面的に信頼する’(6.4%)と‘信頼する方’(26.1%)と答えた回答者は32.5%だったと明らかにした。これは去る6月、行政安全部が実施した‘国民安保意識世論調査’時、75.4%が信じると答えたことと比較すると、天安艦調査に対し国民の不信感が急速に広がっていることが明らかになった。

‘2010統一意識アンケート調査’によれば、信じない(‘全く信頼しない’(10.7%),‘信頼しない方’(25%))で答えた人は、信じると答えた人より約3%ほど高い35.7%と現れた。その他 31.7%に該当する人が‘半々’と答えた。

 この調査は去る7月、全国16市・道の満19才以上成人男女12000人を対象に実施され、信頼水準95% 標本誤差は±2.8%だ。したがって、信じる側と信じない側の回答者の比率差 3.2% は国民の中で「信じない人がより多い」と見ることができる有意な数値だ。

 統一平和研究所は今回の調査で、特に年齢が低いほど、進歩指向であるほど、所得水準が高いほど、天安艦調査結果を信じない傾向が強かったと明らかにした。

 アンケート調査によれば、国民はまた、天安艦事件の発生原因と関連して李明博政府の強硬な対北韓政策が関係があると考えていることが明らかになった。‘天安艦事件は現政権の対北韓政策にも原因がある’という質問に対して、回答者の54.6%が‘非常にあるいは多少同意する’と答えた。‘別にあるいは全く同意しない’という回答者は17.3%に過ぎず、‘半々’という応答も28%に達した。

 去る3月26日夕9時頃、哨戒艦の天安艦が沈没する事件が発生し、政府は3月30日に合調団を設け調査に入った。合調団は結成一ヶ月半程度後の5月20日「天安艦は北韓サケ級潜水艦が発射した重魚雷CHT-02Dによって撃沈された」という結論を発表した。だが、以後△天安艦から発見された吸着物は爆発によるものではない△マジックペンで書いた‘1番魚雷’という文字が消えなかったことは納得し難い△天安艦は北韓襲撃ではなく座礁など他の原因によって沈没した△天安艦の事故時刻が政府発表とは異なる△政府が爆発瞬間を撮影したTOD動画を隠しているという各種疑惑が提起されてきた。合調団はこれに伴い、5月20日の発表を立証する科学的証拠が含まれる報告書を発表すると発表してきており、何度も発表を延期したあげく、9月10日に発表すると最近また明らかにした状態だ。

 e-ニュース部

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/438817.html 訳J.S