韓国と米国、日本は11日、3カ国外相会議を開き、緊密な連携をもとに北朝鮮に対する抑止を維持することにした。
韓国外交部はこの日、韓米日3カ国がマレーシアのクアラルンプールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議を契機に外相会談を開き、朝鮮半島および地域情勢、経済協力増進案などを議論したと発表した。
会談には、外交部のパク・ユンジュ第1次官と米国のマルコ・ルビオ国務長官、日本の岩屋毅外相が出席した。パク第1次官は、国会人事聴聞会などの任命手続きが終わっていないチョ・ヒョン外交部長官候補に代わって出席した。
3カ国は「北朝鮮の完全な非核化」が目標であることを再確認した。外交部は「緊密な協力のもと、強力な対北朝鮮抑止を維持し、韓米日の安全保障協力を拡大していくことにした」とし、「パク次官は南北間の緊張緩和と対話再開に向けた韓国の取り組みについて説明し、米日側との緊密に協力を呼びかけた」と伝えた。
外交部はまた「3カ国はエネルギー、造船などの分野で協力を強化していくことで一致した」とし、「重要鉱物などを含むサプライチェーンの安全、人工知能(AI)など、重要・新興技術分野での協力も深めていくことにした」と明らかにした。ドナルド・トランプ米大統領が韓国と日本に来月1日から相互関税25%を課すと宣言した状況で、韓国と日本はトランプ政権がアラスカ液化天然ガス(LNG)開発事業に韓国と日本の参加を望んでいることに注目し、LNG開発事業への投資などで相互関税を引き下げるための総力戦を繰り広げている。
また外交部は「韓日米3カ国は今後も各レベルで緊密に疎通し、韓米日協力の具体的成果をあげるため積極的に努力していくことにした」と述べた。