本文に移動

水曜デモに参加した韓国進歩政党候補「慰安婦被害者への日本の謝罪、必ず引き出す」

登録:2025-05-15 08:35 修正:2025-05-15 09:20
民主労働党から大統領選に出馬しているクォン・ヨングク候補(右)が14日、ソウル鍾路区の在韓日本大使館付近で行われた「第1700回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ」の開始前に、被害者のイ・ヨンスさんにあいさつしている/聯合ニュース

 日本軍慰安婦被害者のイ・ヨンスさん(97)は語った。「私は62歳で初めて届け出て、今までこうして出てきています。次に大統領になる方は、慰安婦問題を必ず解決してください」。イさんの切実な訴えに答えた大統領候補が「1人」いた。「私が大統領になったら、日本の謝罪を必ず引き出します」。民主労働党のクォン・ヨングク候補はそう述べた。

 クォン候補は14日昼、ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧日本大使館付近で、日本軍性奴隷制問題の解決を求め1700回目の開催となった水曜デモに、第21代大統領候補としては唯一参加した。クォン候補は、「日本軍性奴隷制犯罪被害者侮辱処罰法を作る」「日本の謝罪を引き出すまで共に闘う」と述べた。

 毎週水曜デモを主催している正義記憶連帯(正義連)はこの日の集会を前に、共に民主党、進歩党、民主労働党に大統領候補の参加を要請する公文書を送った。民主党からは、イ・ジェミョン候補に代わってチョン・ヒョンヒ共同選挙対策委員長とイ・スジン中央選対委女性本部長が参加した。進歩党のキム・ジェヨン常任代表は参加したものの、先日イ・ジェミョン候補支持を宣言して大統領選への出馬を取りやめたため、「大統領候補」として参加したのはクォン候補だけだった。

 クォン候補は、先日死去したイ・オクソンさんへの追悼メッセージと、被害者がきちんとした謝罪と賠償を受けられるよう共に闘うとの発言を準備していた。しかし、道路の向かいから「慰安婦法廃止国民行動」などの水曜デモに反対する極右団体が大声で非難を浴びせてくるのを見て、現場で発言を変更した。同氏は「戦争犯罪の被害者を侮辱するあなたたちは、良心を持つ人間なのか」と一喝し、被害者侮辱処罰法の制定を約束した。

 水曜デモに反対する諸団体は2020年から毎週、正義連と同じ場所、同じ時間帯に集会を行い、ヘイトスピーチを浴びせている。正義連のイ・ナヨン理事長はこの日、「国会は慰安婦被害者保護法を直ちに改正し、ハルモニたちが二次加害によって苦しまないようにしなければならない」として、「ハルモニたちの意志を継いで戦争のない世界、戦時性暴力のない世界を作ろう」と述べた。

リュ・ソグ、チョン・ボンビ、パク・チャンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/election/1197498.html韓国語原文入力:2025-05-14 19:22
訳D.K

関連記事