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パタヤ拉致・殺害容疑者、カンボジアで検挙…残るはあと1人

登録:2024-05-15 07:56 修正:2024-05-15 08:15
3人のうち2人を検挙
タイのパタヤで韓国人を殺害した疑いで逮捕された容疑者が、2次調査のため13日午後、慶尚南道昌原市城山区の慶南警察庁刑事機動隊に移動している/聯合ニュース

 タイのパタヤで30代の韓国人観光客を拉致して殺害した容疑者の1人が、カンボジアのプノンペンで追加で逮捕された。警察は12日に逮捕した人物とは別の容疑者の拘束令状を申請した。

 慶南警察庁刑事機動隊は「14日午前0時10分頃、カンボジアのプノンペンで韓国人Aさん(34)を拉致殺害した疑いで、20代の韓国人男性を検挙した」と明らかにした。これでタイ観光客拉致殺害の容疑者3人のうち2人が警察に逮捕された。

 逃げた容疑者の情報収集に着手した警察は13日午後9時頃、容疑者と推定される韓国人がタイの隣国カンボジアのプノンペンで目撃されたという機密情報を入手し、検挙した。男はカンボジアの現地警察に拘束され、警察はカンボジアやタイ警察庁などと容疑者の韓国送還の日程を協議中だとわかった。警察は現地警察ともう1人の容疑者を追っている。

 一方、警察は12日、全羅北道井邑(チョンウプ)で緊急逮捕した20代の男を殺人ほう助の容疑で拘束令状を申請した。警察はこの男が殺人の犯行を否定しているため、まずは殺人ほう助容疑を適用し、捜査を通じて殺人などの犯罪の疑いを追加する計画だ。

 この事件は、7日に慶尚南道に住むAさんの母親が「知らない男から電話があって、『Aが麻薬を捨てて自分たちに損害を与えたから、300万バーツ(約1270万円)を身代金として支払わなければ息子を殺す』と脅された」と警察に通報したことで明らかになった。

 タイ警察は11日、タイのパタヤの貯水池に沈んでいた、セメント詰めの黒い大型のプラスチック容器の中からAさんの遺体を発見した。捜査の結果、Aさんは4日に殺害されたことが判明した。現地警察は犯行の過程で、Aさんの身体に深刻な損傷もあったことを明らかにした。

 警察の説明を総合すると、先月30日にタイに行ったAさんは、フワイクワーン地域のナイトクラブで2日に目撃されたのが最後だった。クラブ周辺の防犯カメラの映像を分析した結果、3日午前2時ごろに2人の韓国人がAさんをレンタカーに乗せて1時間30分の距離にあるパタヤに向かい、ピックアップトラックに乗り換えていた。このピックアップトラックは4日午後9時ごろ、荷台に黒い物体を積んで宿泊施設を出て行き、貯水池の近くに1時間ほど駐車してから宿泊施設に戻っていた。

 タイ警察は潜水士を動員して3メートルの深さの貯水池の底でAさんの遺体が入ったプラスチック容器を発見し、このたび逮捕された2人の男と30代の韓国人1人を容疑者と判断した。

キム・ヨンドン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/area_general/1140468.html韓国語原文入力:2024-05-14 22:11
訳M.S

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