本文に移動

殺人犯 3人中1人 40代

原文入力:2010-02-11午前08:34:01(942字)
2005年以後 殺人事件
毎年 1000件 上回る

キム・ヨンギ記者

殺人を犯した人3名中1名は40代で、10人中4人は偶発的に殺人を犯したことが分かった。

10日<ハンギョレ>が単独入手した警察庁の‘2004~2008年殺人犯罪発生現況’資料によれば、この期間に殺人事件は5437件(一年平均1087.4件)起き、直前同期間(1999~2003年・4923件)に比べ10.4%増えた。

殺人犯罪者を年齢別に見れば40代が34.6%で最も多く、次いで30代 27.0%, 20代 13.9%等の順序だった。直前の5年間では30代が31.5%で最も多く、40代 24.8%, 20代 18.9%だった。40代が9.8%も増えた反面、30代と20代の比重は減った。2004~2008年の年齢別人口構成を見れば、30代が最も多く40代,20代が後に続いた。

警察庁捜査局関係者は 「20~30代の殺人犯罪者が最も多いという社会通念とは異なり、最近になって40代の殺人犯が増える傾向」として 「1999年以後5年単位統計分析が始まって以来、初めて40代が最高比重を占めた」と明らかにした。

また20~30代殺人犯が減った反面、50~60代以上はますます増え殺人犯の高齢化現象も明確に現れた。2004~2008年の60代以上殺人犯罪者の比重は7.6%であり、直前5年(3.9%)に比べて倍近く増えた。

パク・ヒョンミン刑事政策研究院研究委員は 「40代以上人口の殺人犯罪比重が急増するのは、最近の社会・経済的変化から始まったものと見られる」として 「早期退職などで40代に入り人生の挫折を体験した人々が、社会が自分を無視しているという妄想に陥り偶発的に殺人を犯すケースが増加している」と話した。

一方、国内殺人事件は2004年から毎年1000件を上回っている。一日平均3件程度が発生しているわけだ。

キム・ヨンギ記者ykkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/404206.html 訳J.S