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文大統領、バーンズCIA長官と面会…「韓米同盟は韓国の安保の根幹」

登録:2021-10-16 06:10 修正:2021-10-16 07:14
文在寅大統領が今月15日、大統領府本館接見室でウィリアム・バーンズ米中央情報局(CIA)長官と面会し、記念撮影を行っている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今月15日、ウィリアム・バーンズ米中央情報局(CIA)長官と面会した。文大統領の終戦宣言提案後、韓米が北朝鮮との対話再開を模索している中、来週にはアブリル・ヘインズ米国家情報長官(DNI)も訪韓する予定であり、協議の結果が注目される。

 文大統領は同日、バーンズ長官と面会し、朝鮮半島をめぐる情報協力の強化や朝鮮半島情勢などについて幅広く意見を交わしたと、パク・キョンミ大統領府報道官が伝えた。文大統領は「韓米同盟は韓国の安保の根幹」だとしたうえで、「今後緊密な情報協力に基づき、両国間協力の拡大に寄与してほしい」と要請した。これに対し、バーンズ長官は「韓米同盟関係のさらなる強化に向けて役割を果たす」と答えた。

 文大統領は情報協力も強調した。文大統領は「両国間の緊密な情報協力は堅固な韓米同盟を支える力」だとしたうえで、「国際犯罪やテロ、反拡散、サイバーなどへ拡大している情報協力をもっと深化・発展させていくことを望んでいる」と述べた。「就任後初めての訪韓を歓迎し、遅くなったが世界最高の情報機関のトップに就任したことについてお祝い申し上げる」と言う文大統領の発言に対し、バーンズ長官は「文大統領が示してきた朝鮮半島の平和定着への意志と努力に深い尊敬の念を表する」と述べた。文大統領は、米政府がアフガニスタン現地協力者たちの円滑な移送を積極的に支援してくれたことに感謝の意も伝えた。

 一方、米国の情報機関を管轄するヘインズ国家情報長官も今月17日に訪韓し、パク・チウォン国家情報院長らと会談する予定だという。米情報当局の高官が相次いで韓国を訪問していることから、対北朝鮮政策をめぐる韓米間の調整が進められているものとみられる。ネッド・プライス米国務省報道官は14日(現地時間)のブリーフィングで、朝米対話再開問題と関連し「北朝鮮と前提条件なしに会う準備ができている」とし、「実は北朝鮮に『具体的な提案』をしており、返信を待っている」と明らかにしている。

ソ・ヨンジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1015376.html韓国語原文入力:2021-10-15 19:20
訳H.J

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