原文入力:2010-01-07午後11:12:20
龍山惨事犠牲者 葬儀…各界要人 葬儀室を訪ねる
チョン・ユギョン記者,イ・ジョングン記者
←‘龍山惨事’で犠牲となった撤去民5人の告別式を2日前にした7日午後、これらの葬儀室が整えられたソウル,龍山区の順天郷大学病院葬儀場で市民が遺影の前でお辞儀をしている。告別式は9日午後2時、ソウル駅広場で開かれ午後3時には龍山惨事現場で路祭が行われる予定だ。 イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr
"アイゴー久しぶり…. アイゴー…."
1年ぶりに病院霊安室でとても冷たい遺体になって横たわっている夫イ・サンニム氏の顔を見ての帰り道、チョン・ジェスク氏はついに泣き崩れた。夫の告別式を控え遺体を確認したが、今も死が信じられないという表情だった。昨年1月20日ソウル,龍山区,漢江路2街の南一堂ビル屋上の望楼で火に焼かれて亡くなった夫は1年近く順天郷大病院霊安室で葬儀を待たなければならなかった。
龍山惨事遺族たちは7日、このように3ケ月ぶりに葬儀を行うためにソウル,漢南洞の順天郷大病院に戻ってきた。これらは昨年9月まで病院に留まり戦ったが‘龍山惨事’現場に移り座り込みを続けた。
この日午後、病院4階葬儀場にイ・サンニム,ヤン・ヒソン,ハン・デソン,イ・ソンス,ユン・ヨンホン氏など撤去民犠牲者5人の焼香所が整えられた。チョ・フェジュ・イ・ガンシル葬儀常任委員長が葬儀委員会を代表し初めての弔問を行った。続いて焼香所を訪ねたハン・グァンオク前民主党代表・キム・ヒチョル民主党議員が遺族たちの手を握った。頑張って淡々とした姿を見せていた遺族たちは3番目に弔問をしたキム・トクチン天主教人権委員会事務局長の前でついに泣き叫んだ。
夫が亡くなったという便りに順天郷大病院に飛んできた遺族たちが警察の制止により遺体確認さえ出来ずにいる時、一番最初に駆け付けた人がキム事務局長だった。一日ぶりに遺族の同意さえなしになされた解剖検査の前で「遺体を出せ」として泣き叫んだ遺族たちの代わりをしてキム事務局長は真相調査団を設けて抗議に出た。黒の喪服を着て353日目の夫人たちは彼の手を握り今一度1年前をふりかえるようにしくしくと泣いた。
イ・サンニム氏の長男イ・ソンヒョン氏は「初めてきた時は遺体さえ見せなかったが、(葬儀を行うことになって)感慨が一入だ」と話した。彼は「亡くなった方々のことはここまでで、残りは生きた人間の役割」として「龍山の真実が何かをきちんと知らせ亡くなった方々の名誉を回復することに力を注ぐ」と話した。
この日葬儀場には、ハン・ミョンスク前国務総理とノ・フェチャン進歩新党代表,チョン・ジョンベ民主党議員,シム・サンジョン進歩新党前議員,ホン・ヒドク民主労働党議員らが訪ね弔問した。ノ・フェチャン代表は「未解決課題として残った再発防止対策をたてることが真の弔意を表わす道」として、国会に係留中の再開発関連法の処理を要求した。
‘龍山惨事撤去民民衆烈士汎国民葬’として行われる今回の葬式は9日午前9時順天郷大病院で出棺式を開き、昼12時ソウル駅広場で告別式,午後3時には惨事現場での路祭の順で進行される。5犠牲者らは午後6時、京畿磨石,牡丹公園民主烈士墓地に安置される予定だ。
チョン・ユギョン記者edge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/397656.html 訳J.S