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文政権との対立の末辞任したユン前検察総長、次期大統領候補支持率で首位独走

登録:2021-03-23 06:32 修正:2021-03-23 07:36
KSOIの世論調査でユン・ソクヨル前検察総長39.1% 
イ・ジェミョン知事21.7%、イ・ナギョン前代表11.9%
文在寅大統領がユン・ソクヨル検察総長の辞意を受理した今月4日午後、ソウル瑞草区の最高検察庁の入口でユン総長が職員たちと挨拶を交わした後、記者団の質問に答えている=キム・ヘユン記者//ハンギョレ新聞社

 次期大統領候補としての適合度に関する世論調査で、ユン・ソクヨル前検察総長の独走ぶりが明らかになった。

 韓国社会世論研究所(KSOI)は22日、交通放送(TBS)の依頼で、19~20日に全国の成人1007人を対象に世論調査を実施した結果(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)、次期大統領選候補適合度はユン前総長が39.1%、イ・ジェミョン京畿道知事が21.7%、イ・ナギョン前共に民主党代表が11.9%で、誤差範囲外でユン前総長がリードしていると発表した。

 先週の調査に比べ、ユン前総長は1.9ポイント上昇し、イ・ジェミョン知事とイ・ナギョン前代表はそれぞれ2.5%ポイント、1.4%ポイントずつ下落した。

 さらに、ホン・ジュンピョ無所属議員(5.9%)、チュ・ミエ前法務長官(2.7%)、ユ・スンミン前議員(2.7%)、チョン・セギュン首相(1.9%)の順だった。ユン前総長は60歳以上(53.8%)と50代(43.7%)、大邱(テグ)・慶尚北道(50.1%)、釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道(46.9%)、保守層(58.5%)と中道層(43.5%)、大統領の国政遂行に対する不支持層(60.5%)、国民の力支持層(72.4%)などで支持率が高かった。イ・ジェミョン知事は40代(34.7%)と革新層(41.9%)、国政遂行に対する支持層(48.8%)、民主党支持層(48.1%)で高い支持を受けたが、先週に比べて20代(22.0%→11.1%、10.9%ポイント下落)、釜山・蔚山・慶尚南道(23.5%→15.9%、7.6%ポイント下落)で支持率が大幅に下がった。

 大統領の国政遂行評価と与党の支持率は共に下落した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行については、支持が34.0%、不支持が63.0%で、先週調査に比べて支持が2.9ポイント下落し、不支持が3.0ポイント上昇した。政党支持率は、国民の力が30.3%、共に民主党が27.2%だった。そのほか、国民の党9.6%、ウリ党5.8%、正義党4.7%の順だった。民主党の支持率は先週に比べて3.1%下落したが、韓国土地住宅公社(LH)の役員・職員による投機疑惑の余波と見られると、韓国社会世論研究所は分析した。

 韓国社会世論研究所はまた今回の調査で、「ハン・ミョンスク元首相の政治資金法違反事件」を捜査した検察が証人に虚偽の証言をするようにした疑惑について再調査するよう、パク・ボムゲ法務部長官が捜査指揮権を発動したことについても意見を聞いた。回答者の45.2%が「検察の捜査の中立性を損なう不適切な措置」だと答えた。39.2%は「検察の不当な捜査慣行を正す措置」という意見を示した。詳しい調査の概要と結果は、中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。

キム・ミナ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/987678.html韓国語原文入力:2021-03-22 21:48
訳H.J

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