原文入力:2009-12-21午後11:02:42
"西海海上 軍事境界線水域を平時射撃区域に"
西海 5島 南側海域も含む
漁船・艦艇と衝突の可能性
イ・ジェフン記者
←西海NLLと北韓主張境界線
北韓は21日 "西海には不法無道な‘北方境界線’ではなく、唯一我々が宣言した海上軍事境界線だけが存在する" とし、自分たちが主張する西海海上軍事境界線水域を‘平時海上射撃区域’として宣言すると明らかにした。
北韓はこの日‘朝鮮人民軍海軍司令部スポークスマン声明’を出し「南朝鮮軍部好戦者の無謀な軍事的挑発策動に対応し我が海軍は我が軍西海海上軍事境界線水域を我々の海岸および島の砲兵区分隊の平時海上射撃区域に宣言する」としてこのように明らかにしたと<朝鮮中央通信>が伝えた。
この声明が言及した‘西海海上軍事境界線水域’とは1999年9月2日北側が‘朝鮮人民軍総参謀部特別報道’形式で北方境界線(NLL)の無効化を主張し一方的に宣言した‘朝鮮西海海上軍事境界線’を意味する。これに従う場合、ペクリョン島・大青島・小青島・延坪島南側海域の大部分が北側領海に編入され、南側艦艇と漁船が北方境界線南側にいても北側から見れば領海侵犯になる。したがって北側が実際にこの水域を対象に海上射撃訓練を行う場合、南側の漁船と艦艇らが攻撃を受ける恐れがあり南北間軍事的衝突の危険が高まることになる。
北側は声明で「我が軍海上射撃区域からすべての漁船とその他艦船は被害がないよう安全対策を自らたてなければならない」と主張した。
北側のこの日の声明は先月10日、第3次西海交戦以後の西海海上境界線問題を巡る南北葛藤が高まっている状況から出た‘北方境界線不認定’主張であり、具体的には最近延坪島でなされた南側軍の砲射撃教育訓練に対する対応の性格を持つと見られる。
これに対し南側海軍は海軍本部スポークスマン名義の声明を出し「我々の所轄区域で正常に活動する我が方艦艇および船舶の安全を威嚇するごり押し主張に対してはなはだ遺憾と考える」とし「北方境界線近海で緊張を高めさせるすべての行為を中止すること」を促した。
イ・ジェフン記者nomad@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/394641.html 訳J.S