原文入力:2009-12-10午後10:28:35
4年の任期を終えたキム・ドンチュン真実和解委常任委員
キム・ミンギョン記者
←キム・ドンチュン(54)聖公会大教授(社会学部)
"加害者と被害者, 韓国戦争期の民間人虐殺関係者1万人の証言を読みましたよ。私がおそらく韓国で最も多くの証言を聞いた人の一人でしょう。"
真実・和解のための過去史整理委員会(真実和解委)の‘集団犠牲糾明委員会’常任委員であったキム・ドンチュン(50・写真)聖公会大教授(社会学部)は去る4年間の活動をこのように回想した。真実和解委の発足と同時に常任委員に任命されたキム教授は10日、4年余りの任期を了えた。
真実和解委に受け付けられた事件1万1025件の内、75%(8161件)は韓国戦争時に軍警により虐殺された‘民間人集団犠牲事件’であり、キム教授がこれを担当した。当時の民間人虐殺規模は30万人余りに達すると推算される。虐殺当時、死者の数を数えるために加害者らが耳を切る時、生き残るためにうめき声さえ立てなかった耳を切られたおばあさんの姿も見たといった。彼は半世紀が過ぎて国家が真相究明に出たことについて「とても遅れたが、それでも犠牲者と加害者が皆亡くなる前で遅すぎない時点でなされ幸運」と評した。
キム教授は韓国戦争期の虐殺は親日問題,戦後人権侵害と密接な関連があると評した。彼は「左右の別なく日帝時期に独立運動経歴を持った人の内、3分の2は親日経歴を持った軍警の命令権者によって虐殺された」と話した。虐殺は後日‘人権侵害の根元’となった。虐殺の主体である思想検事と防諜部隊(CIC・国軍機務司令部の前身),警察査察係は‘アカは拷問して殺してもかまわない’と考え、その論理は戦争が終わった後もそのまま引き継がれたということだ。
キム教授は過去史整理を‘社会的治癒の過程’と呼んだ。「‘アカ’という‘緋文字’は被害当事者だけでなく‘政府に反対するとこうなる’という学習効果をまき散らし、私たちの社会を膿ませました。過去史整理は被害者救済だけでなく、‘病にかかった社会’を治癒し‘誤った行動はいつかは明らかになる’という教訓を通じ社会正義を正すものです。」
キム教授は過去史整理が‘一回限りのイベント’になってはいけないと強調した。適切な補償と全国的規模の慰霊事業,国民に継続的に教訓を与える‘過去史研究財団’の設立が必要だと指摘した。特に虐殺現場を‘平和教育の場’として保存することを提案した。
「韓国の過去史整理は限界はあるものの、お金と人材を投じ自ら過去史を整理した事例は世界で唯一です。このような点を李明博政府が活用する必要があります。」
一方、彼は最近保守指向の人物が真実和解委委員長に任命されたことと関連し「この間、真実和解委に批判的だった人も委員として来て、報告書に書かれた事実を見て順次共感することになる様子を見てきた」とし「残った事件をきちんと終えるだろう」と話した。
文・写真キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/392622.html 訳J.S