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文大統領「共に」「克服」20回言及して強調

登録:2020-03-02 06:31 修正:2020-03-02 08:18
[3・1運動101周年 ささやかな記念式典] 
家賃引き下げたオーナーや医療スタッフなど 
新型コロナに対応した国民に「尊敬と感謝」 
北朝鮮に保健分野の共同協力を提案 
約50人だけが出席…発熱検査を実施
文在寅大統領と金正淑夫人が1日、3・1節記念式で万歳三唱している。同日の記念式はCOVID-19のため光化門広場(2019年)や西大門歴史公園(2018年)ではなく、大統領府からほど近い培花女子高校で小規模に開かれた=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 「朝鮮戦争の惨禍や、通貨危機が襲ってきた1998年にも、この100年間韓国は一度も欠かさず3・1独立運動を記念し、団結の大きな力を胸に刻んだ。毎年3月1日、万歳の歓声が私たちに勇気を与えてくれた。今日の危機も全国民が必ず克服するだろう」

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広がりを見せる中で迎えた三一節101周年記念演説で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が強調したのは、団結した力で国難を克服してきた民族の底力だった。文大統領は、現代史の危機の度に国民の団結を蘇らせた源泉が3・1運動だったことに触れ、COVID-19の感染拡大による今の危機も乗り越えられると強調した。

 文大統領はCOVID-19の克服に向けて努力する各界の国民たちに、重ねて感謝の意を伝えた。武漢からの帰国者たちを受け入れた地域住民や家賃を引き下げたオーナー、COVID-19と死闘を繰り広げている医療陣を取り上げた後、「深い尊敬と感謝の拍手を送る」と述べた。文大統領は同日の記念演説で、「共に」と「克服」をそれぞれ12回と8回も言及した。大統領府関係者は「わが民族が3・1運動の際、団結した行動を通じて独立に至ったように、そのような底力で新型コロナ事態も共に克服しようという意味」だと説明した。

 文大統領は「鳳梧洞(ポンオドン)戦闘と青山里(チョンサンリ)戦闘の勝利に導いた平民出身の独立軍大将、洪範図(ホン・ボムド)将軍の遺骨を国内に送還できるようになった」という事実も発表した。1868年に平壌(ピョンヤン)で生まれた洪範図将軍は、1920年に鳳梧洞戦闘を勝利に導いたが、スターリン政権時代に中央アジアに強制移住させられ、クズロルダで死亡した。文大統領は昨年4月、カザフスタン訪問の際、独立有功者の桂奉禹(ケ・ボンウ)志士と黄運正(ファン・ウンジョン)志士の遺体を送還し、洪将軍の遺骨奉還も推進したが、1年後にやっと実現された。

 日本に対しては「我々は過去を忘れないが、過去にとどまるつもりはない。日本もそのような姿勢を持ってほしい」と述べた後、「歴史を鑑み、手を取り合っていくことが東アジアの平和と繁栄の道」だと強調した。日本政府が輸出規制措置を撤回していないが、両国が共にCOVID-19で困難を強いられている状況を考慮し、控えめなメッセージを送ったものとみられる。対北朝鮮メッセージも、保健分野の共同協力の提案程度にとどまった。朝米、南北対話が長期間中断された現実と、政府が直面したCOVID-19事態が影響を及ぼしたものとみられる。

 同日の記念式典は、COVID-19事態のため培花女子高校で約50人が出席した中、小規模で行われた。出席者は会場の入り口で発熱検査と問診を受けて入場した。大邱(テグ)でCOVID-19に対応しているチョン・セギュン首相やパク・ヌンフ保健福祉部長官、チン・ヨン行政安全部長官は欠席した。

 式典では映画『パラサイト 半地下の家族』の英語字幕を担当したダルシー・パケット氏と、独立運動家の崔在亨(チェ・ジェヒョン)先生の子孫、チェ・イリヤ・セルゲイェビッチ氏がそれぞれ英語とロシア語で独立宣言書を朗読した。

ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/930573.html韓国語原文入力:2020-03-02 02:31
訳H.J

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