原文入力:2009-11-15午後09:56:43
[釜山室内射撃場 火災惨事]日本人死傷者なぜ多かったか
9人は中学校同窓…初めての国外旅行 惨事
室内実弾射撃場 全国8ヶ所…釜山4ヶ所
事故が起きた射撃場が最も最近開店
シン・ドンミョン記者
←釜山室内射撃場火災事故
釜山国際市場の室内射撃場で火災が起きた14日午後2時26分頃、射撃場建物1階出入口そばに座っていて事故を最初に目撃したキム・某(60・女)さんは「突然‘バン’という音がしてすぐに真っ黒な煙が外に吹き出してきて息ができないほどだった」として「服に火がついたまま日本人が出てきて‘大丈夫か’と声をかけると路上にうつ伏せになったまま答えはなかった」と当時の状況を伝えた。この日の火災による重傷者は建物1階入口とエレベータ前で倒れた状態で発見され、死亡者は火災が起こった2階射撃場入口と休憩室内に倒れていた。
←警察が15日、日本人観光客など10人が亡くなった釜山,中区,新昌洞の国際市場にある室内実弾射撃場火災現場で鑑識をした後、外に出てきている。釜山/連合ニュース
こちらで亡くなったり負傷した人の大部分は日本人観光客たちだった。残りの韓国人被害者も日本人観光客を案内した旅行会社ガイドと射撃場従業員だと明らかになった。地域観光業界関係者たちは「軍隊に行かず普段実弾射撃を経験できない日本人男性らが団体でこちらを頻繁に訪れる」として「普通、安全事故憂慮のために公式観光コースには含めないが、国際市場にショッピングに出てきた観光客が時間を作り射撃場を訪れる」と話した。
国際市場は釜山を訪れる外国人、特に日本人観光客には必須コースとして知られている。ここは6・25戦争(朝鮮戦争)以後に米軍物資と釜山港から密輸入された商品が取り引きされ有名になった。また釜山最大規模の在来市場であるためショッピングを目的に釜山を訪れる日本人観光客が多く訪れる場所だ。
この市場のある建物に2005年8月室内実弾射撃場ができ、ここもやはり国際市場にショッピングにきた日本人観光客が行ってみるべきところとして知られた。ある旅行業界関係者は「日本男性たちが韓国にきて直接実弾が入った拳銃を撃ってみて好奇心を充足させストレスも解消しているようだった」とし「最近日本人男性観光客10人の内、3~4人は実弾射撃場を訪ねる」と話した。
←室内射撃場火災により大火傷を負った日本人観光客の家族が15日午後、釜山国際市場火災現場を訪問し現場を見た後、足早に去っている。釜山/ニューシス
現在国内に民間が運営する室内実弾射撃場はソウルと釜山・慶州など計8ヶ所あるが、この内半分の4ヶ所が釜山にある。火災が起きた射撃場は釜山にある4ヶ所の民間射撃場の内、最も新しく2005年8月に開業した。しかし、建物と施設が古く出入口も狭く、普段から観光客らが不快を訴えていたことが分かった。被害にあった日本人観光客11人は、2ヶ所の旅行会社を通じ福岡,博多港でビートル号に乗り出発し釜山港に到着した後、旅行会社のガイドとともに国際市場にショッピングに行き今回の事故にあった。この内、セール観光を通じて釜山を訪ねた一行9人は、長崎県,雲仙市の市立吾妻中学校同窓生たちで、酪農業に従事したり会社に通い9年前から国外旅行のためにお金を集めてきたと伝えられた。今回が初めての国外旅行であったのに、6人が亡くなり3人が重症を負う惨事にあった。これらは釜山で1泊した後、15日に日本に帰る予定だった。 釜山/シン・ドンミョン記者tms13@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/387764.html 訳J.S