原文入力:2009-11-12午後07:34:29
‘労働新聞’等 "好戦者は必ず高価な代償を払う" 警告
国防部・合同参謀‘北 追加反発’避けるため作戦状況公開など慎重
ソン・ウォンジェ記者,クォン・ヒョクチョル記者
←平壌を訪問したフランス特使フランス ニコラ・サルゴジ大統領の対北韓特使であるザック・ラン下院議員が12日午前、北韓,平壌の万寿台議事堂でキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長と握手している。ザック・ラン特使は両国間の外交関係樹立可能性と北核問題などを議論するため去る9日に北韓を訪問し13日に北韓を出発する予定だ。 平壌/朝鮮中央通信連合ニュース
北韓官営メディアらは12日最近‘3次西海交戦’が韓半島の緊張激化を狙う韓国軍部の故意的で計画的な挑発行為だとし「必ず高価な代償を払うことになるだろう」と主張した。北側メディアらが南側の軍当局に限定して西海交戦の責任を転嫁したことは今後の‘軍事的報復’の余地を置くものの、全般的南北関係と北-米関係では既存の対話基調を継続するという意を表わしたものと分析される。
北韓労働党機関紙<労働新聞>はこの日‘高い代償を払うことになるだろう’という題名の個人ペンネーム論評で「現在、全般的な朝鮮半島情勢は対話による問題解決を指向しているものの、南朝鮮反統一保守勢力と軍部好戦主義者はこれをよしとせず、軍事的対決と緊張を激化させようとあがいている」として、今回の西海交戦も「そのような不純な意図からから発した」ものと主張した。この新聞は「我々は対決と緊張を望まない」としつつも「南朝鮮軍部は大勢の流れを直視しむやみに暴れてはならない」と付け加えた。
北韓内閣機関紙である<民主朝鮮>もこの日‘高価な代償を払うことになるだろう’という題名の個人ペンネーム論評で、南側軍当局が△南北関係改善にブレーキをかけ△最近南側住民カン・ドンニム氏の越北による世論の叱責をかわそうと今回の西海交戦を起こしたと主張した。この新聞はまたバラク・オバマ米国大統領の訪韓とスチーブン・ボズワス対北政策特別代表の北韓訪問計画を挙論し「このような時に南朝鮮軍当局が西海武装挑発事件を起こし米国に我々に対する敵対感を吹き込み北-米対話をしてはならないということを懇請しようとした」と付け加えた。
南側軍当局は北側に追加的な‘反発’口実を与えないために慎重な姿勢だ。「今回の事態で南北関係が悪化することは願わない」という政府気流が反映されたものと見られる。国防部と合同参謀は交戦が行われた10日に1回行ったブリーフィングを最後に交戦関連報道資料の追加配布や交戦参加将兵インタビュー計画を立てていない。
軍当局は特に去る10日のブリーフィングで交戦当時、北側海軍が撃った銃弾数量を50余発だと公開したこととは異なり、南側海軍の攻撃火力規模は明らかにせず、言論の推測報道が続くや12日午後に40㎜艦砲250余発,20㎜バルカン4700余発を撃ったと遅れて明らかにした。過去1・2次延坪海戦の時、作戦状況を積極的に公開し北側の被害規模を強調したこととは対照的な態度だ。
国防部は来月初め、全軍主要指揮官会議を開き今回の交戦状況と交戦規則を評価する予定だ。交戦に参加した海軍将兵に対する勲・褒賞授与もこの時になされると発表された。
ソン・ウォンジェ,クォン・ヒョクチョル記者wonje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/387370.html 訳J.S