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肺がんの疑い、ヤン・スンテ手術へ…司法ろう断裁判、延期の見込み

登録:2019-12-25 01:56 修正:2019-12-25 07:33
ヤン・スンテ前最高裁長官 
「1月14日、肺の一部切除手術を受けることに」 
裁判日程、保釈条件の変更を検討するよう要請
司法行政権を乱用した疑いで拘束されたヤン・スンテ前最高裁判長官が7月22日午後、京畿道義王市のソウル拘置所から保釈されるところ=義王/聯合ニュース

 「司法壟断」疑惑で裁判中のヤン・スンテ前最高裁長官は、病院で肺がんの疑いがあるとの診断を受け、手術を行うことを決めた。今後の司法壟断裁判の日程に影響を及ぼすものとみられる。

 24日、ヤン・スンテ前最高裁長官の弁護団は、ソウル中央地裁刑事35部(パク・ナムチョン裁判長)に公判手続きの進め方に関する意見書を提出し、上のように明らかにした。弁護人団は意見書で「最近、病院での検診の結果『肺がんと疑われる悪性新生物』との診断を受け、2020年1月14日に右の肺の切除手術を受けることにした」と明かした。ヤン前長官側は、医療陣から手術後一週間の入院治療とひと月程度の安静が必要という所見を受けたとし、裁判日程や保釈条件の変更などを検討してほしいと裁判所に要請した。

 今年1月に職権乱用・権利行使妨害容疑で拘束起訴されたヤン前長官は、7月に条件付きで保釈された。この時、裁判所は、ヤン前長官の住居地を京畿道城南市(ソンナムシ)寿井区(スジョング)の自宅に制限し、3日以上の旅行をしたり出国したりする時は、裁判所の許可を受けさせるようにした。

 ヤン前最高裁長官の健康問題で、ヤン前長官とパク・ビョンデ、コ・ヨンハン前裁判所事務総長(前最高裁判事)の司法壟断裁判は延期が避けられない見通しだ。裁判所は、ヤン前長官が手術を終えた後の1月31日から、イ・ギュジン前最高裁・量刑委員会常任委員に対する証人尋問を2月14日までに5回連続で進める計画だった。ヤン前長官の各種の指示内容を業務手帳に記録したイ前常任委員は、ヤン前長官の有罪・無罪の判断を分ける主要な証人として挙げられる。

 裁判所は来月8日に開かれる54回目の公判で、ヤン前長官側の意見書に則り訴訟指揮方針を発表するものとみられる。

コ・ハンソル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/922041.html韓国語原文入力:2019-12-24 19:42
訳D.K