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新在韓日本大使、冨田浩司氏3日に赴任

登録:2019-12-03 03:46 修正:2019-12-03 07:51
米国関係の経歴豊富、韓国での経験もあり 
『金閣寺』の小説家、三島由紀夫の娘婿
新在韓日本大使に任命された冨田浩司氏(右)=日本外務省//ハンギョレ新聞社

 今月2日、新任の冨田浩司・在韓日本大使(61)が3日に赴任することが伝えられた。韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の条件付き延期決定により韓日が激しい衝突を免れ、日本政府の対韓国輸出規制、強制動員被害者問題などをめぐり対話の動きが見られる中、新任日本大使がどのような役割を果たすか注目される。今月末に韓日首脳会談も進められている。

 冨田大使は2009年から外務省北米局で日米安保問題を担当しており、2012年からは在米日本大使館公使を務めた後、2013年6月~2015年10月には外務省北米局長を務めるなど、外務省で指折りの米国通だ。韓国でも盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2004~2006年に在韓日本大使館参事官および公使として働いた経験があり、韓日関係の懸案についても比較的よく把握していると評価される。

 冨田大使は『金閣寺』を書いた三島由紀夫の娘婿としても有名だ。妻が三島の長女だ。三島は、初期には耽美主義的な作品で有名だったが、後に右翼的思想に傾く。一種の民兵隊である「楯の会」を結成し、1970年に東京の陸上自衛隊の建物で割腹自殺した。

キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/919294.html韓国語原文入力:2019-12-02 18:09
訳D.K

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