大統領の休養地として使われた後に開放された青南台(チョンナムデ)に、大韓民国臨時政府の行政トップの銅像と教育館などが立ち並ぶ。
忠清北道は大韓民国臨時政府樹立100周年を迎え、大統領テーマ公園の青南台に臨時政府行政トップ8人の銅像を製作して設置すると23日、明らかにした。道は、李承晩(イ・スンマン)・朴殷植(パク・ウンシク)(大統領)、李相龍(イ・サンニョン)・洪震(ホン・ジン)(国務領)、金九(キム・グ)(主席・国務領)など5人の銅像を製作し、李東寧(イ・ドンニョン)・宋秉祚(ソン・ビョンジョ)・梁起鐸(ヤン・ギタク)(主席)の銅像を製作中だ。統合政府樹立以後、行政トップは大統領・国務領・主席などと呼ばれた。
ソウル光化門の世宗大王の銅像を製作した作家のキム・ヨンウォン氏と韓国教員大学のイ・ソンド教授などが銅像製作に参加した。
青南台は来年3月までにゴルフ場跡地に臨時政府記念公園を造成して、4月頃に臨時政府行政トップ8人の銅像を設置するところである。これらの行政トップの姿が入った歴史記録画も製作している。コ・グンソク忠清北道文化体育観光局長は、「大韓民国政府が臨時政府の法統を継承するという意味を込めようと、臨時政府の銅像の製作と設置に乗り出した。国史編纂委員会などの史料分析と専門家の考証・諮問などを経て、臨時政府行政トップの銅像を製作した」と述べた。
青南台は全斗換(チョン・ドゥファン)元大統領の指示で、1983年12月に大清(テチョン)湖畔の330区画184万平方メートルに造成された。最初は青瓦台(チョンワデ)と呼ばれたが、後に南側の青瓦台を意味を込めて青南台と呼ばれた。全斗換、盧泰愚(ノ・テウ)、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)大統領などが時々来て休養し、廬武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は2003年4月17日、わずか一日だけここに泊まり、翌日、国民に青南台を開放した。李明博(イ・ミョンバク)元大統領は2013年1月に少し寄って立ち去るなど、歴代大統領6人が計89回訪れて、366泊472日滞在した。
青南台の所有権を得た忠清北道は、大統領記念館、大統領遊歩道、大統領広場などを造成した。大統領広場には、李承晩元大統領から廬武鉉大統領まで実際のサイズの大統領の銅像が立っている。カン・ソンファン青南台管理事業所長は、「青南台は臨時政府行政トップと歴代大統領を一つの場所で見ることができる唯一の大統領テーマ公園だ。歴史教育と生態文化を一緒に享受する生態歴史公園になるだろう」と明らかにした。