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女性の日「3時早期退勤」デモ『女性の労働には変化がない』

登録:2019-03-09 08:04 修正:2019-03-09 10:21
「3.8 3時ストップ共同行動」早上がりデモ開く 
全国民主労働組合総連盟も「2019世界女性の日全国労働者大会」を開催
世界女性の日を迎え、8日午後、ソウル光化門広場で女性労働者たちが性別賃金格差の解消に向けた「3時ストップ(STOP)早上がりデモ」を行っている=パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 8日、世界女性の日111周年を迎え、ソウル都心のいたるところで、差別や性暴力のない世界のためのデモが行われた。

 同日午後3時、ソウル光化門(クァンファムン)広場では、韓国女性労働者会と韓国女性民友会など女性労働団体で構成された「3・8 3時ストップ(STOP)共同行動」所属の約300人(主催側推算)が集まり、「午後3時早上がり」のプラカードを掲げ、女性差別撤廃を叫んだ。彼らは、韓国の性別賃金格差が100対64であることに抗議する意味で、女性の日には毎年早上がり勤デモを繰り広げてきた。

 全国女性労組のキム・ミョンヒ仁荷工業専門大学美化分会長やパク・インスク正義党女性委員長、韓国女性民友会活動家のリオ氏は同日、「3.8 3時ストップ共同行動」宣言文を発表し、「3時ストップを通じて、私たちは採用における男女差別や最低賃金、セクハラと性暴力撤廃を叫んできたが、依然として女性の労働(環境)には変化がない」とし、「女性という理由だけで、採用過程で脱落させた銀行が受けた処罰は、わずか罰金500万ウォン(約49万円)の罰金に過ぎず、女性労働者の87%、6人中5人は最低賃金の影響を受けている」と述べた。彼らはまた「これ以上女性という理由だけで面接で落とされ、差別賃金を受け取り、セクハラと性暴力を受ける差別構造を容認するわけにはいかない」とし、「私たちはこの構造を突き破るために連帯する。3時から無給労働を拒否する」と宣言した。

 ソウル女性労働者会のファン・ヒョンスク副会長は、「上位30グループの277人の役職員のうち、女性役員は3%にすぎないという報道を見た。韓国の職場文化は男女差別文化だ」とし、「女性が性別にかかわらず酒の席に付き合い、皆と仲良くなると尻軽女と言われるが、男性の場合は親和力のあるリーダーシップのある人と評価される。被害者は会社を辞めても、加害者は堂々と昇進する文化は、もう終わりにしよう」と述べた。福祉国家青年ネットワーク活動家のチュ・スジョン氏は「男性が100万ウォン(約9万8千円)をもらう場合、女性は64万ウォン(約6万3千円)、男性70人が選ばれる場合でも、女性は30~40人が仕事を手に入れるだけだ」とし、「少ない賃金もつらいが、女性は存在自体を否定される現実の高い壁がある。採用における男女差別は強力な犯罪であることが周知されなければならない」と述べた。

 同日の集会参加者38人は、舞台の上で「私のペイミートゥー(PayMeToo)経験談」をリレー発表し、「私はあなたの花ではない」、「私は“お嬢ちさん”“お姉さん”ではない。私にも名前と肩書がある」「そんなに化粧が好きなら、自分でやれば」などと語った。

8日、ソウル光化門ファイナンスビル前で行われた「2019年3.8世界女性の日の精神を継承する全国労働者大会」で、民主労総の組合員たちがフェミニズムを象徴する紫色のタオルを振っている=イ・ジョンギュ記者//ハンギョレ新聞社

 これに先立ち午後2時、ソウル市中区のファイナンスビル前では、約1000人の労働者(主催側推算)が、民主労総が開催した「2019世界女性の日全国労働者大会」に参加し、女性差別の撤廃を叫んだ。

 民主労総は「2019年全国労働者大会闘争宣言文」で、「性別分業は韓国社会女性の劣悪な地位を生んだ根本的な原因だ。職場で女性の仕事と男性の仕事に区分された業務は、韓国社会が作り出した女性に対する搾取と偏見の産物であり、男性中心の家父長制が職場で具現化された結果」だとし、「性別分業によって女性の仕事は低熟練労働と呼ばれ、よりリスクが少なく、労働強度が低いため、少ない給料で十分という偏見を生んだ」と述べた。民主労総はさらに、採用・配置・昇進・賃金など雇用のあらゆる過程における男女差別の撤廃▽最低賃金の改悪中断と最低賃金の引き上げ▽男女差別的な正社員への転換の中断と女性非正規労働者の正社員への転換▽同一賃金と性別賃金格差の解消▽#MeTooが変える世界に対する民主労総の後押し▽堕胎罪の廃止▽性別分業の解体などを宣言した。

 キム・ミョンファン民主労総委員長は大会で「民主労総の組織文化を男女平等文化に変え、女性組合員が自由に発言し、より大幅に参加できるようにする」とし、「30万女性労働者の女性代表性を高め、民主労総の事業と男女平等の議題をさらに拡張できるよう、力強く闘争する」と述べた。組合員3千人のうち女性は約40人という建設労組京畿中西部支部のキム・ミジョン副支部長は「2001年に初めて建設労組で活動した際、『朝から女がスラブに上がるなんて、縁起が悪い』とか『女房を現場に行かせて、お前の旦那は何をしているのか』といわれ、怒りで爆発しそうになりながら仕事をこなしていた」とし、「逃げ出す男性も多く、労災が頻繁に起きており、セクハラが日常茶飯事である現場で、女性組合員たちが働いているのは、組合が平等指数を高め、現場を替えようとしているからだ」と語った。

オ・ヨンソ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/women/885172.html韓国語原文入力:2019-03-08 19:22
訳H.J

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