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文大統領、マヒンドラ会長に会い「双龍自動車問題に関心を持ってほしい」

登録:2018-07-11 08:44 修正:2018-07-11 12:00
解雇者復職問題の解決を要求 
 
文大統領・モディ首相の首脳会談  
相互訪問の定例化、経済協力強化に合意
インドを国賓訪問中の文在寅大統領が10日午後(現地時間)、ニューデリーの首相室の迎賓館で開かれた「韓印最高経営人ラウンドテーブル」に先立ち、双龍車の大株主であるマヒンドラグループのアナンド・マヒンドラ会長に会い話をしている=ニューデリー/大統領府合同記者団//ハンギョレ新聞社

 インドを国賓訪問している文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10日(現地時間)、双龍自動車の大株主であるインドのマヒンドラグループ会長と会い、「双龍自動車解雇者復職問題に関心を持ってほしい」と要請した。

 文大統領は同日、インドの迎賓館で開かれた韓国-インド最高経営者(CEO)ラウンドテーブルで、マヒンドラグループのアナンド・マヒンドラ会長と別途に会い、「労使間の合意は行われたものの、依然として双龍自動車の解雇者復職問題がある」とし、「関心を持ってくださればありがたい」と話した。文大統領は「韓国にもっとたくさん投資して、労使和合を通じて成功するモデルを作ってほしい」と述べたとユン・ヨンチャン大統領府国民疎通秘書官が明らかにした。これに対してマヒンドラ会長は「現場にいる私の経営陣が労使間でこの問題をうまく解決していくと思われる」と答えた。

 彼は「買収した後の7年間で企業が非常にしっかりし、売上も3倍以上上昇した」とし、「危機を克服したのは、労組の支持があってこそ可能だった。持続可能な成長に向けて継続的に努力する」とした。彼は3~4年以内に1兆3千億ウォンをさらに投資する考えも明らかにした。ユン首席は「文大統領が双龍自動車問題に特に関心を持っているという意志をマヒンドラ会長も十分に理解したと思う」と話した。

 文大統領は今月3日に面談したキム・ミョンファン民主労総委員長が双龍自動車問題を言及すると、「双龍車の状況については知っている。インド訪問の計画があるので努力する」と約束したことがある。2011年にマヒンドラグループが双竜車を買収したが、依然として労働者119人が復職していない状態だ。特に、先月27日には解雇労働者のKさんが自ら命を絶ち、犠牲者が30人に増えた。

 この日、文大統領はインドのナレンドラ・モディ首相と首脳会談を開き、首脳間の相互訪問を定例化し、朝鮮半島非核化と平和定着に努力することで合意した。両首脳は2030年まで貿易額の規模を現在の2倍の500億ドルに増やすことにした。文大統領は「今こそ『韓国-インド間の特別戦略的パートナー関係』を実質化し、一段階さらに高いレベルに発展させる適期」と話した。両首脳は、相互訪問を定例化することにも合意した。大統領の任期内に一過性の訪問に止まっていた慣例を破り、インドとの協力の幅を広げるという意味に解釈される。両首脳は朝鮮半島非核化と平和定着にも力を合わせることにした。両首脳は未来の技術と産業インフラ、第4次産業革命の分野などで経済協力を強化するため「韓印未来ビジョン戦略グループ」を設立して、人工知能、電気車、ヘルスケアなど協力拠点もまとめることにした。

ニューデリー/ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/852763.html韓国語原文入力:2018-07-10 23:54
訳M.C

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