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朴槿恵政権、セウォル号の公演の現場訪れ組織的な妨害

登録:2018-04-14 06:08 修正:2018-04-14 08:23
真相調査委員会、セウォル号ブラックリスト弾圧の実状を発表  
セウォル号を連想させるとして演劇「この子ども」の公演を妨害  
「116人は最小数値、明らかになっていない被害さらに多いだろう」
金淇春元大統領秘書室長(中央)と朴槿恵前大統領=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 修学旅行から遺体となって帰ってきた「子ども」が、舞台の前に現れた。子どもに扮した俳優が、青少年たちがよく着る「ノースフェイスのジャンパー」を着て登場すると、韓国文化芸術委員会(芸術委)幹部や職員たちは椅子とテーブルを持ってきて立ちはだかった。(椅子とテーブルを)退けてほしいという俳優の要請に対し、ある幹部は「移してはいけない」と言い張り、公演は中止された。2015年10月18日、ソウル大学路芸術委建物のカフェで、支援プログラムの一つである演劇「この子ども」を公演しようとして起きた出来事だ。13日、「文化芸術界ブラックリスト真相調査および制度改善委員会」の発表によると、この日芸術委はセウォル号を連想させる芸術作品の支援の排除を指示した大統領府・文化体育観光部の指針に従って、職員たちを動員し、公演を組織的に妨害したことが明らかになった。

 調査委は同日、報道資料を出して、セウォル号時局宣言に参加したり関連作品を作った文化芸術人たちに対する検閲と支援排除の実態を調査した結果、時局宣言に参加した芸術家1302人のうち116人が文体部芸術政策課のブラックリストに掲載され被害を被ったことが確認されたと発表した。調査委の資料によると、朴槿恵政権は2014年4月、セウォル号惨事の後、金淇春(キム・ギチュン)当時大統領秘書室長などが主導した大統領府の会議で、セウォル号の時局宣言を反政府闘争と見なした。これによって芸術委の文学創作基金や優秀文化芸術プログラム、ソウル国際公演芸術祭など約10件の支援分野で、セウォル号関連のブラックリストリストに載った芸術家に対する排除作業が行われた。

 調査委はまた、金淇春元室長が大統領府の会議で、朴前大統領をかかしとして描写した風刺画「歳月五月」(セウォル号と5・18光州民主化運動)の作家、ホン・ソンダム氏に対して「追跡して処断」などの激しい言葉で、査察を指示した情況も明らかにした。調査委側は「文体部の『芸術政策課管理リスト』に乗った116人は、現在まで確認された最小の数値」だとし、「被害範囲はさらに広いものと思われる」と話した。

ノ・ヒョンソク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/840553.html韓国語原文入力:2018-04-13 23:10
訳H.J

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