原文入力:2009-07-16午後09:40:25
非同盟運動首脳会議…“主権否定 対話ありえない”
イ・ヨンイン記者
←エジプトの紅海休養地シャルム エル シェークで開かれている第15回非同盟運動(NAM)首脳会議で15日ラウル カストロ クーガー国家評議会議長(左側),ホスニ・ムバラク エジプト大統領(中),パン・ギムン国連事務総長(右側)が並んで座っている。シャルム エル シェーク/新華連合
キム・ヨンナム北朝鮮最高人民会議常任委員長は15日、米国とその同盟国らが北韓の主権を尊重しないために核プログラムを巡る軍縮交渉を再開する準備ができず、6者会談は永遠に終わったと主張した。
キム委員長はこの日エジプトの紅海休養地のシャルム エル-シェークで開かれた第15次非同盟運動(NAM)首脳会議で「主権と平等に対する尊重原則が否定される所では対話はありえず交渉もありえない」として「(6者)会談は…米国とそれに順応する会談参加国中の多数がこの原則を放棄したので永遠に終わった」と話した。
キム委員長は続けて「こういう状況で(北韓)政府は核抑止力をより一層強化するための決定的な措置を取るほかはない」と強調した。
先立って北韓は長距離ロケット発射を非難する国連安全保障理事会の議長声明が発表され、4月14日外務省声明を通じて「こういう(6者)会談に再び絶対に参加しないものであり、6者会談のどんな合意にもこれ以上拘束されない」と明らかにした経緯がある。キム・ヨンナム委員長の今回の発言は4月の外務省声明の延長線上にある。
ただし、外交儀式上北韓を代表するキム委員長が国際会議の席で公式発言を通じて6者会談に対する否定的な立場を強力に表わしたのは‘北韓-米国直接対話を通した交渉’という北韓の構図を浮き彫りにしようとするものと解釈される。
エジプトとインド,ユーゴスラビアなどが主導し1955年4月に結成した非同盟運動にはアフリカ53ヶ国,アジア38ヶ国,中南米26ヶ国,ヨーロッパのベラルーシなどが正会員として参加している。
イ・ヨンイン記者yyi@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/366232.html 訳J.S