「反憲法行為者を法廷に立たせられないならば歴史の前に立たせなければならない」。憲法記念日を翌日に控えて、『反憲法行為者列伝』(仮題)の編纂が公式化された。 聖公会大民主資料館と平和博物館は16日、ソウルのプレスセンターで記者会見を行い、反憲法行為者200~300人の列伝を作成する事業を始めると明らかにした。
列伝は、過去に内乱、不正選挙、虐殺、拷問および各種の人権蹂躪とねつ造事件で憲法を破壊した者の名前と行跡を記録する事業だ。 ハン・ホング聖公会大民主資料館館長は「反憲法的行為の当時の法律にも明白な犯罪行為を構成する事例のみを収録対象にしようと考える」として「内乱や拷問は悪法中の悪法である維新憲法ですら犯罪として規定した行動だったが、拷問は強行された。そのような反憲法行為者らを歴史の法廷には必ず立たせる」と話した。 朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領と全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領を含めるかとうかは「最後まで待ってほしい」と話した。
提案者として参加した筆者兼提案者は、ほとんどが40~50代の知識人33人だ。 キム・ミョンイン仁荷大教授は「憲法を作った直後から憲政秩序を破壊して、(憲法)価値を蔑視した反憲法勢力、下手人に対する歴史的罪人認定がされなければならない」と明らかにした。小説家のソ・ヘソン氏は「国家が記憶できない加害者を、国民が代わりに主体となって記憶しなければならない」と明らかにした。
記者会見にはコ・グァンホン韓国人権財団理事長(元ハンギョレ新聞社長)、キム・ヒス弁護士(元疑問死委常任委員)、パワーブロガー「impeter」のイ・ビョンド氏、チョ・ヨンソン弁護士(民主社会のための弁護士会事務総長)、チュ・ジンウ「時事IN」記者が参加した。
イ・マンヨル淑明女子大名誉教授(元国史編纂委員会委員長)は、激励辞で「孟子の文に『孔子が春秋を作ると乱臣賊子が恐れた』という話がある。私たちが列伝を作ることによって、憲法と国民に背いた多くの者が恐れる契機になって欲しい」と話した。提案者たちは8月12日に列伝編纂委員会発起人会を開き、年内に正式に編纂委員会を構成し、収録基準を確定することにした。