北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が党創立70周年の10月10日に合わせ、人工衛星の打ち上げ準備を指示したと日本のメディアが報道した。
日本の共同通信は18日、複数の国の政府当局者の話を引用し、金第1書記が今年初め、北朝鮮国家宇宙開発局に人工衛星の打ち上げ準備を直接命令したと報じた。同通信は、この情報を提供した「複数国」がどこなのか明らかにしなかったが、この記事がワシントンで作成されたことから、米国などを指すものと思われる。北朝鮮が弾道ミサイルの技術を利用したミサイルを打ち上げるのは、国連安全保障理事会決議1718号と1874号などに違反するものであり、発射の兆候が確認されるか、または、実際の発射が行われた場合、朝鮮半島の安保情勢に少なからぬ影響を及ぼすことになる。
北朝鮮が最後に人工衛星を打ち上げたのは、2012年12月だ。当時、北朝鮮は人工衛星光明星3号を搭載した銀河3号ロケット発射を成功させた。人工衛星打ち上げに成功したということは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の基礎的な発射技術を確保したことを意味する。
これと関連し、北朝鮮の朝鮮中央通信は今月3日、金第1書記が新たに建設された「国家宇宙開発局衛星管制総合指揮所」を現地視察したと報じた。国家宇宙開発局の報道官は、それから5日後の今月8日に声明を出し、「私たちが進める宇宙科学研究と実用衛星製作、その打ち上げと管制は徹頭徹尾主権国家の堂々たる自主的権利」とし「主体朝鮮の衛星は、わが革命最高首脳部が要求して決心する時間と場所で、蒼々とした宇宙大空に向かって連続して飛び立つだろう」と主張した。
韓国語原文入力: 2015-05-19 20:07