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ノーベル平和賞最有力候補はフランシスコ教皇

登録:2014-10-04 06:48 修正:2014-10-04 07:11
今年8月に訪韓したフランシスコ教皇 城南/写真共同取材団

ノルウェー国際平和研究所が選ぶ

 ノーベル賞のシーズンを控え、フランシスコ教皇、エドワード・スノードン、パキスタンの10代人権運動家マラルラ ユサプジャイがノーベル平和賞の主な候補に選ばれている。

 毎年平和賞候補を予想してきたノルウェーのオスロにある国際平和研究所は、フランシスコ教皇を今年の最も有力な候補に選んだと『AFP通信』などが報じた。同研究所は「昨年3月に即位したフランシスコ教皇が貧しい人々の運命と成長、富の再配分問題に新たに接近しなければならない必要性に対する関心を喚起させた」と評価した。実現すれば歴代教皇で初めてのノーベル平和賞受賞者となる。

 米国家安保局(NSA)による全世界的な不法査察を暴露した後にロシアで亡命生活をしているエドワード・スノードンも有力な候補として期待を集めている。タリバンに対抗して女性教育権を主張してきたパキスタンの17歳少女マラルラ ユサプジャイ、コンゴ内戦で性暴力を受けた女性を治療するなど女性人権のために闘ってきたコンゴの医師ムクウェジ(56)も注目されている。

 オスロ平和研究所は受賞確率1位に教皇、2位にスノードンと予想し、ベッティング業者のパディパワーは1位にフランシスコ教皇、2位にムクウェジをあげた。日本の平和憲法を守るため努力してきた市民団体「憲法九条を守る会」、パン・ギムン国連事務総長も候補として議論されている。ロシアの反政系メディア『 ノーバヤガゼータ』も候補の中の一つだ。

 今年のノーベル平和賞候補は歴代最多となる個人231人団体47か所で、昨年のノーベル平和賞はシリア化学武器解体を主導した化学武器禁止機構(OPCW)が受賞した。今年のノーベル賞は6日の生理医学賞に始まり7日の物理学賞、8日の化学賞、10日の平和賞、13日の経済学受賞者と順に発表される。文学賞受賞者の発表日はまだ決まっていないが9日に発表される可能性が高い。

キム・チャングム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2014.10.03 19:21

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/658213.html  訳Y.B(810字)

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