本文に移動

ナム・ギョンピル京畿道知事、長男の後輩兵士暴行・セクハラで謝罪

登録:2014-08-17 20:11 修正:2014-08-18 07:39
ナム・ギョンピル京畿道(キョンギド)知事が17日午後、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)の京畿道庁ブリーフィングルームで最近明るみに出た長男の軍部隊暴行事件に関して対国民謝罪をし頭を下げている。 ナム知事の長男は江原道(カンウォンド)鉄原郡(チョルウォングン)の中部戦線で軍服務中に後輩兵士に対する暴行事件にかかわり軍当局の調査を受けていることが分かった。 水原/ニューシス

拳と軍靴で数回にわたり暴行…手の甲でズボンのジッパー部位を叩く
軍当局が調査に着手…ナム知事「私も一緒に罰を受ける気持ちで反省」

 軍隊内での暴力や性的暴行事件が相次ぐ中で、軍服務中のナム・ギョンピル京畿道知事の息子が後輩兵士に暴行とセクハラ行為をした疑いで、軍憲兵隊の調査を受けていることが確認された。 ナム京畿道知事は「国民に申し訳ない」として緊急謝罪をしたが、社会の指導層の息子までが軍隊での苛酷行為の加害者だったことが確認され衝撃を与えている。

 ナム京畿道知事は17日午後、京畿道庁ブリーフィングルームで緊急記者会見を通じて「被害を被った兵士と家族、そして国民の皆様に心から謝罪申し上げる」と話した。

 ナム京畿道知事の長男で、江原道(カンウォンド)鉄原(チョルウォン)6師団配下の連隊行政兵として服務中のナム上等兵(23)は、今年4月初めから今月初めまで、任された仕事と訓練がきちんとできないという理由で後輩兵士であるパク一等兵(21)のあごと腹を拳と戦闘靴を履いた足で数回殴った疑いを受けている。 ナム上等兵は苛酷行為だけでなく、7月中旬からは生活館で別の後輩兵士のキム一等兵(19)に後から抱きついたり、手の甲でズボンのジッパー部位を叩くなどのセクハラ行為をした疑いも受けている。

 ナム上等兵の苛酷行為は最近軍隊内暴力事件が相次ぐなか、軍が全軍を対象に軍隊内苛酷行為を防止するためのいわゆる‘嘆願受理’を受け付けた過程で、後輩兵士が自分たちの被害事実を告白して明らかになった。

 陸軍当局者は「ナム上等兵の苛酷行為は、最近苛酷行為が議論になって6師団で11日に実施した自主調査で明らかになった。 現在調査が進行中であり、調査の結果によりナム上等兵に対する処罰が下されるだろう」と話した。

 ナム京畿道知事は自分の息子の苛酷行為について、「13日、(息子の)調査を担当している憲兵隊から(息子に対する)調査が進行中という連絡を受けた」と明らかにした。 また、息子の苛酷行為については「マスコミに報道された内容と同じだ。 軍で調査が行われているので調査の結果に基づき、法で定められた通りの当然な処罰を受けることになるだろう。父親として私も一緒に罰を受ける気持ちで反省して悔いている」と話した。

 ナム上等兵はナム京畿道知事の二人の息子のうちの長男で、中国のC大学に留学中だが昨年軍に入隊した。 また、中国の大学に同じく留学中だった次男は空軍に入隊して除隊を控えている。

 ナム京畿道知事はこれに先立つ15日、ある報道機関への寄稿文で「息子二人を軍隊に送り、先輩兵士にいじめられるのではないか戦々恐々としていた」と二人の息子を軍隊に送った心境を打ち明けていた。 また、兵長になった次男に関連して「逆に加害者の側になるのではないかと今も不安だ。 休暇で帰ってきた次男にそれとなく尋ねたところ、心配無用だと言った」と書いた。

 京畿道関係者は「報道機関の要請を受けて寄稿文を渡したのは去る11日で、当時はこのような事実を知らなかった」と話した。

水原/ホン・ヨンドク、パク・ビョンス記者 ydhong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/651485.html 韓国語原文入力:2014/08/17 17:39
訳J.S(1659字)

関連記事