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コ・スンドク氏の娘「‘息子のために泣いた’という記事を見て公開手紙」

登録:2014-06-02 02:03 修正:2014-06-02 07:02
‘ハンギョレ’とEメール インタビュー…「息子のための涙ではなかった」
「子供の教育に意志がない人は教育政策を繰り広げることはできない」
フェイルブックに文を公開された後、コ候補がカカオトークでメッセージを送る
コ・スンドク ソウル市教育長候補の娘キャンディ・コ(27)氏がインタビューに応じて直接送ってきた本人の写真

 コ・スンドク ソウル市教育長候補の娘であるキャンディ・コ(韓国名 コ・フィギョン・27)氏が父親に向かって繰り返し「教育長の資格がない」として辞退を要求してきた。 コ候補は競争者のムン・ヨンニン候補と前妻の父親である故パク・テジュン浦項(ポハン)製鉄名誉会長一家の‘政治工作’とし陰謀説を提起したが、娘のコ氏はこれを否認した。

 キャンディ・コ氏は1日<ハンギョレ>とのインタビューで「コ候補が‘息子には触れないでくれとして泣いた’という報道を見て、公開手紙を書く決心をした。 その涙は自分が捨てることに決めた息子のためではなかった」と明らかにした。

 アメリカに暮らしているコ氏は去る31日‘コ・スンドクは子供たちの教育を放棄した。 教育長になる資格はない’と主張する文をフェイスブックに上げて波紋を起こした。 以後<ハンギョレ>との単独電子メール インタビューで彼女は「セウォル号惨事ニュースを見た彼が教育長選挙に出てきたというニュースに接した。 私はその記事を信じることはできなかったし、今回もじっとしていることは罪悪になると考えた。 彼女は明確に自分の子供を捨てた父親だ。 教育長をする資格は全くない」と明らかにした。

コ・スンドク ソウル市教育長候補の娘キャンディ・コ氏のフェイスブック画面 キャプチャー

 コ氏はコ候補がこれまで自分たちに連絡してきたことがないと主張した。 彼女はフェイスブックの文で「電話やインターネットがあるのに、私や弟に元気にしているか、一度の連絡もしたことがなかった」と話した。 <ハンギョレ>インタビューでも「私は彼の再婚の事実をインターネットで知った。 彼が本当に申し訳ないと思う感情があるならば、自分の子供がインターネットで自分の両親の再婚の事実を知るようにしてはならない」と話した。 また、彼女はフェイスブックに文が公開された直後、コ候補が「電話番号を変えたの? 電話に出ないね」とカカオトークを送ったという事実を公開し「電話番号が変わったこともないのに(コ候補から)来た電話がないことを見れば、私の電話番号が合っているかすら確認したことがなかった証拠」と付け加えた。

 自身のフェイスブックの文が公開された後、コ候補が「父親として離婚過程で子供たちに傷を与えたことを一生済まないと思い、青少年奉仕にまい進してきた」と公式釈明したことに対して、コ氏は「もし彼が自分の子供たちに心から申し訳ないと思ったのなら、子供を無視するべきではなかった。 その後で他の子供たちにどのようにすれば勉強ができるのかを教えるべきだ」とも話した。

‘実の娘’なのかという疑惑に対し、キャンディ・コ氏がフェイスブックに公開したコ・スンドク候補と幼時のキャンディ・コ氏。 フェイスブック画面キャプチャー

 コ候補の私生活とソウル市教育監選挙は関係させてはならないという一部の指摘に対して、コ氏は「教育とは小さなところから始まると信じる。 最も近くにいる子供との関係から始まるという話だ。 私は自分の子供たちすら教育する能力や意志のない人には、いかなる教育政策も繰り広げることはできないと見る」という見解を明らかにした。

 キャンディ・コ氏の文で論議が大きくなるや、コ候補は直ちに釈明に乗り出した。 コ候補は1日午後、ソウル乙支路(ウルチロ)にある選挙事務室で記者会見を行い「私もまた財力と権力を持つ家の娘に子供の養育権を奪われた父親として、大きな悲しみを体験しなければならなかった」として、前妻が自身を子供たちから強制的に引き離したと主張した。

 コ候補は娘のフェイスブックの文が、パク・テジュン一家とムン・ヨンニン候補側の陰謀によるものだという説も提起した。 コ候補は「娘の文が故パク・テジュン会長の息子とムン候補の野合に起因したことではないかと疑う」と話した。 コ候補側は去る水曜日に娘と対話したカカオトークを公開して「この間連絡しなかったという娘の話は事実ではない。 娘が4~5ヶ月前に韓国に来た時も連絡してきて通話した」として、娘が事実を歪曲していると主張した。 公開されたカカオトークの対話の中には「私にはお前たち二人が唯一の血族だ。今もお前たちが米国へ行く時のように私の全てを奪われたように感じている」というメッセージがある。 これに対して娘は「それでも再婚したじゃないですか。 奪われたように感じてながら生きるのでなく、実際にいる子供にちゃんとして見せなさい。 何不自由なく生きているのに、なぜ知らぬフリをするのか」という答のメッセージを送った。

 キャンディ・コ氏はコ候補の記者会見直後に<ハンギョレ>に電子メールを送り、「私は27才の成人で自ら判断する能力がある」として、工作説を否認した。続けて「手紙を書いた唯一の意図は、彼が子供に対して精神的にも経済的にも全く責任を負わなかった人という事実をソウル市民に知らせることだ。 ソウル市民がどんなソウル市教育監を選択するかと関連する事実だ。 市民が正しい選択を下すと信じる」と話した。

キム・ジフン、イ・ジェフン記者 watchdog@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/640061.html 韓国語原文入力:2014/06/01 21:27
訳J.S(2426字)

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