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全州 大型マート、休憩空間を占領し大売出し

登録:2013-09-04 22:51 修正:2013-09-05 00:14
セーブゾーン、ベンチ・造景樹を撤去し
販売台設置…周辺商人 反発
セーブゾーン全州店

ファッション専門業者セーブゾーン全州店(旧コアデパート)が、建築法上の休息施設である公開空地の施設を毀損し、衣類・雑貨を売るために販売台などを設置し市民の非難を買っている。

 全州市(チョンジュシ)完山区(ワンサング)西老松洞(ソノソンドン)のセーブゾーン全州店の延面積は2万7566㎡で、この内公開空地が861㎡だ。 公開空地は建築法上、延面積5000㎡以上の文化・業務・宿泊施設などを建築する時に快適な都市環境のために休憩施設などを設置することになっている空間であり、敷地面積の10%以下の範囲で条例で定めるよう規定されている。 セーブゾーン全州店にはベンチと造景樹などが造成されていたが、2011年セーブゾーン全州店が開場した後にこのような施設がなくなったという。

 全州市完山区庁は最近現場調査を始め、ベンチ(横180㎝×縦43㎝) 6個、造景樹4株、椅子3個、案内板1個などが2011年5月の使用承認当時とは異なり毀損されていることを確認した。 これに伴い、完山区庁は先月30日、施設き損にともなう建築法違反で是正命令を下した。 完山区庁は来る27日までに原状復旧がなされなければ2次是正命令を下した後、履行強制金950万ウォンを賦課する方針だ。

 セーブゾーン全州店周辺に位置した在来市場である中央市場の商人たちは、公開空地内で衣類を販売する行為を非難している。 商人イ・某(55)氏は「不景気の中で秋夕(チュソク)特需を少しでも期待しているが、セーブゾーンが名節大売出しを狙って建物外にまで販売台を出して営業を行っている。 そうでなくても困難に直面している中小商人を生かす気があるなら、このような露店販売行為を取り締まらなければならない」と話した。

 セーブゾーン全州店は 「旧コアデパートの時からあった公開空地内の施設が老朽化していたので、各種行事を行いながら施設を片づけることになっただけで、まもなく原状復旧する方針だ。 また、公開空地内の販売台設置は入店企業等が秋夕(チュソク)大売出しを狙って自律的に設置したもので、撤去を通知した」と明らかにした。

パク・イムグン記者 pik007@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/602199.html 韓国語原文入力:2013/09/04 22:16
訳J.S(1053字)