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安哲秀(アン・チョルス)=優しい李明博?

原文入力:2012/10/05 20:08(2573字)

←安哲秀(アン・チョルス)大統領候補(右)がカイスト客員教授として在職した2008年5月14日、大統領府で未来企画委員会1次委員を委嘱された後、李明博大統領と握手している。 大統領府カメラマン団\

進歩陣営のある批判
朴槿恵=朴正熙
文在寅(ムン・ジェイン)=盧武鉉
安哲秀(アン・チョルス)=優しい李明博

 2012年大統領選挙構図を最も簡単に整理する方式中の一つだ。 朴正熙前大統領の娘である朴槿恵セヌリ党大統領候補からは朴前大統領の影を、盧武鉉前大統領の友人であり彼のそばで大統領府秘書室長を務めた文在寅 民主統合党大統領候補からは盧前大統領の記憶を呼び出すのは分かりやすい連想だ。 朴候補と文候補もそれぞれ朴正熙、盧武鉉時代に対する功罪を共に評価しなければならないという態度を取っている。 ‘父親’と‘友人’の時代を認めた後に彼らの限界を克服するという態度だ。

2人とも最高経営者を経験、成長と安保を強調

 反面‘安哲秀=優しい李明博’は皆が簡単に首を縦に振れる等式ではない。 何より安候補側がこのような評価をうれしく思わない。 安候補は李明博大統領の在任期間5年に対しても認定するより否定する側に立っている。 安候補は大統領選挙出馬を宣言する前から李大統領の4大河川事業と親財閥政策などに対して批判してきた。

 それでも安候補を‘優しい李明博’の枠組みで理解しようとする試みは依然として終わらない。 パク・ウンジ進歩新党創党準備委員会スポークスマンは去る8月3日、安候補に対して過去に親財閥の歩みを見せたとし 「印象の良い李明博」と指摘した。 ムンガン・ヒョンジュン文化評論家はすでに昨年9月<韓国日報>インタビューで「安哲秀は李明博に欠如した正直さと真正性のイメージを備えた‘優しい李明博’だ」 と主張した。 パク・ガブン自由寄稿家は去る9月23日<ハンギョレ>コラムで安候補を指して「政治を‘合理的行政’に還元する点で、彼は人間の顔をした李明博に近い」と評価した。

 彼らが言及する優しい李明博というレッテル(評価・烙印)は大きく2通りの意味を持っている。 まず安候補のアイデンティティや政治スタイルが李明博大統領と相接しているという指摘だ。 企業最高経営者の経験を基に政治に飛び込んだ後、経済成長と安保強化を強調する案候補の保守性は李明博大統領と大きく変わらないが、成長の前に‘包容的’という修飾語を付けて安保とともに南北間対話の窓口を開けておくという、文字どおり‘優しい’李明博だというものだ。

 また、国家の成長と個人の成功など物質主義に対する大衆の熱望が2007年大統領選挙では李明博候補の当選を作り出したとすれば、李明博政府5年を経験した今は、安哲秀現象として現れているという分析もある。 ただし去る5年間、既得権層の貪欲と利益の私有化を事実上放置した李明博大統領に対する反感が競争と共に‘公正’と‘正義’を前面に掲げる安候補に対する好感につながっているということだ。

 実際、安候補の‘政治的’成長および登場過程は、2007年大統領選挙当時の李明博 ハンナラ党候補を一定部分思い出させる。 安候補は1995年安哲秀研究所(アレプ)を建てて10年間代表理事(CEO)を務めたし、李明博候補は現代建設社長を務めた。 成功した企業CEO出身という事実は2人が大統領候補に跳躍する過程で強力な背景として作用した。

"公共利益を無視しなかったのに単純比較" 反論

 出身成分が似ているという‘単純事実’は政治に対する二人の基本的スタンスを一定部分規定しているという点で、それほど単純な論理とは言えない。 安候補は自身の本<安哲秀の考え>で‘安哲秀現象’に対して「人々の目に‘旧体制’と感じられることなどを克服して希望を与えられる‘未来価値’を渇望する民心」と解説した。 韓国政治を旧体制と未来価値の衝突と要約した後、自身を未来価値の担い手と位置づける方式は5年前のこの時期に‘汝矣島(ヨイド)政治’を旧態に追い詰めて新鮮さを強調した李明博候補の話法に似ている。

 政治と国政運営を行政や企業経営の延長で理解するような二人の態度も歩んできた道と関係がなくはないと見られる。 安候補は昨年10・26ソウル市長補欠選挙を控えて 「政治の本質は行政」という趣旨の発言をした。 李明博大統領もやはり任期初めまで政治を非効率的なもととしてこき下ろし、公務員に企業家的マインドを要求した経緯がある。 ムンガン・ヒョンジュン文化評論家は 「安哲秀は大衆が願う脱政治化された政治の象徴だが、これは李明博大統領が選ばれた2007年に現れた現象」と指摘した。

 優しい李明博フレームは野党圏候補単一化などを控えた安候補が乗り越えなければならない障害物でありうる。 野党圏、あるいは進歩陣営が出す優しい李明博論はたいてい彼のアイデンティティに対する批判の脈絡から出ているためだ。 パク・ウンジ進歩新党創立準備委スポークスマンは5日「安候補は財閥の金融業進出を阻む金融-産業分離に対して、自身の本では強化しなければならないと語った反面、過去の企業人時期には金融-産業分離無力化の信号弾とも言える大企業の‘インターネット専門銀行’設立に参加するなど一進一退の歩みを見せた」として「財閥と労働者・庶民の利害関係が克明に交錯する事案に対して、彼がどんな態度を取るのか疑わしい」と話した。

 反面、安哲秀候補キャンプのイ・スクヒョン副報道担当者は「安候補はアレプ時期にコンピュータ ウイルス ワクチン無料配布を行うなど、公共の利益を一度も無視しなかったという点で李明博大統領と比較することは難しいと見る」として 「‘旧体制’に対する批判も政治や政党システムに対する否定というよりは政治と政党が民意をきちんと反映しなければならないという指摘だった」と明らかにした。

チェ・ソンジン記者 csj@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/554495.html 訳J.S