原文入力:2012/08/22 10:42(2161字)
←キム・ジェチョル社長. 写真/キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr
キム・ワンテ、パク・キョンジュ アナウンサー キム・スジン、ワン・ジョンミョン記者 教育 通知
報道局に16倍ズームイン機能CCTV設置で‘鉄格子なき監獄’
<文化放送>(MBC)がストライキに参加したという理由で停職あるいは待機発令を受けた社員に3ヶ月間の教育命令を下した。 労組は 「使用側が‘ストライキ参加者は懲戒が解けた後にも業務に復帰させない’という意図を露骨に示した」と反発した。
<文化放送>労組は21日、最近使用側が去る18日で停職1ヶ月懲戒が解けた4人と1次待機発令を受けた16人など20人に対して、8月20日から11月19日までソウル、蚕室洞(チャムシルトン)の文化放送アカデミーで教育を受けろとの通知をしたと明らかにした。
教育対象者は記者9人、カメラ記者2人、アナウンサー2人、カメラ監督1人、時事教養ディレクター4人、ラジオ ディレクター2人だ。 これらの職員の中には報道部門で最も経歴が長いイ・ウホ前論説主幹、放送記者連合会長を務めたイム・テグン記者、文化放送ディレクター協会長であるイ・ジョンシク ディレクター、キム・ワンテ、パク・キョンジュ アナウンサー、キム・スジン、ワン・ジョンミョン記者が含まれている。
文化放送労組は「使用側が懲戒に続き教育命令まで下し、2次報復をしている」として「労組員を業務と同僚から隔離させるという不純な意図と見ざるをえない」と明らかにした。
ユ・ソンヒ記者
←MBCが社内に設置したCCTV撮影の様子。 右側は報道局CCTV画面。 左側は拡大した写真。 MBC労組提供
高画質CCTVで新聞の何面を読んでいるかまで捕捉
<MBC〉がストライキ以後、報道局と時事製作局に10台余りの高画質CCTVを設置したことも論難になっている。 会社は「盗難防止用」と説明しているが、労組は「職員の活動を監視するためのもの」とし反発している。
<記者協会報>によれば、現在報道局には12台の高画質CCTVが設置されている。 ストライキ期間中に8台が設置され、ストライキ以後に4台が追加設置された。 ‘PD手帳’と‘時事マガジン2580’を作る時事製作極が位置した6階にも4台が新たに設置された。 <MBC>の報道機能を受け持っている2部署にCCTVを大挙追加設置したわけだ。
労組が提供した報道局CCTV画面を見れば、記者の机上の新聞や書類の題名まで明確に見える。 労組はCCTVが記者やPDの作業空間である机の真上で24時間休みなく回っていると指摘した。 ある社員は「勤務中、偶然に頭を上げて天井を見てCCTVが視界に入った瞬間、体験したことにない不快感を感じた」と話した。
ストライキ前からあった盗難防止用CCTVとは異なり、ストライキ以後に報道局などに新たに設置された高画質CCTVは非線形編集を通じて録画された被写体をズームイン(ZOOM IN)拡大できると労組は主張する。 労組は「その気になればどの職員が新聞の何面の記事を読んでいるか、インターネットで何を検索しているかまでも捕捉可能だ」として「十分に監獄に匹敵するほどの監視体制を構築した」と批判した。
労組はこのような操作が可能なCCTVは 「事業主の裁量権を抜け出して構成員の私生活を侵す不法行為」と主張する。 個人情報保護法第25条5項によれば‘映像情報処理機器運営者は映像情報処理機器の設置目的と異なる目的で映像情報処理機器を任意に操作したり他の所を撮影してはならない’と定められている。
労組は問題のCCTVが適切な意見収斂も経ずに設置され、位置などがまともに公示されていない点に対しても問題を提起している。 個人情報保護法25条1項は△法令で具体的に許容している場合△犯罪の予防および捜査のために必要な場合△施設安全および火災予防のために必要な場合△交通取り締まりのために必要な場合△交通情報の収集・分析および提供のために必要な場合を除けば公開された場所で映像情報処理機器を運営できないよう規制している。
これに対して会社関係者は「既存CCTVが被写体を識別できないほど画質が低下し、部署を移動する中で発生した死角地帯を撮影するための盗難防止用に設置した」と説明したと<記者協会報>は伝えた。 この関係者はCCTVのズームイン機能と関連しては「CCTVを設置目的にたがえて任意に操作したり他の所を撮影してはならないということは、他の目的のために使ってはならないという意味であってズームイン出来ないようにすることではない」として「この間、製作局を中心にテープ、企画案、新聞、ノートブックの盗難事件が絶えなくて各局室の要請により交替した」と話したと<記者協会報>は伝えた。 ユ・ガンムン記者 moon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/548132.html 訳J.S