原文入力:2012/07/26 18:56(1785字)
←北韓の最高指導者 金正恩が彼の妻と知らされたリ・ソルジュと腕を組んで25日開かれた綾羅(ヌンラ)人民遊園地竣工式に参加した姿。 北韓<朝鮮中央通信>が26日公開した写真だ。 APニューシス
金正恩夫人 どんな人なのか?
ウォン・セフン国家情報院長、国会で明かす
"青年学生協力団員として訪韓 1989年生まれ 管弦楽団歌手"
結婚後にも公演活動を続けており疑問… "夫人-歌手 同名異人" 指摘も
北韓の金正恩朝鮮労働党第1秘書の夫人 リ・ソルジュが2005年9月に韓国に来たことがあり、2009年に金第1秘書と結婚して子供までもうけていると国家情報院が明らかにした。 特にリ・ソルジュは結婚した後の昨年2月にも新年音楽会に登場して歌を歌ったことが確認された。 北韓社会ではきわめて異例なことと評価される。
■韓国に来ていた
26日国会情報委員会でウォン・セフン国家情報院長は 「リ・ソルジュ氏は去る2005年に仁川で開かれたアジア陸上競技大会に参加した青年学生協力団の一員として韓国を訪問したことがある」と確認したとユン・サンヒョン セヌリ党議員とチョン・チョンレ民主党議員が伝えた。 仁川市に確認してみると、リ・ソルジュは当時124人で構成された青年学生協力団の一員として参加し、北側選手たちを応援し、仁川総合文化芸術会館とムナク野球場、西区文化会館で3回公演した。 当時のパンフレットを見ればリ・ソルジュはこれらの公演でユ・ビョルニムらと‘花見’、‘わが国が一番’、‘大同江(テドンガン)シルバー’等の歌を歌ったことになっている。
2003年金剛山(クムガンサン)で開かれた南北青少年植樹行事にも‘リ・ソルジュ’という女子学生が参加したことがある。 当時この女子学生は11才と明らかにし、青い洋服に赤いスカーフをまいている。 これについて統一部は「この女子学生がリ・ソルジュと同じ人なのかは確認されていない」と明らかにした。
■子供もいた
ウォン・セフン国家情報院長はまた「リ・ソルジュ氏は1989年生まれで2009年に金第1秘書と結婚し子供も産んだと見る」として「子供の性別は確認されていない」と明らかにしたとユン議員は伝えた。 リ・ソルジュは平凡な家庭で生まれたが最高の芸術中等学校である平壌市、中区の‘金星第2中学校’を出、中国で声楽を勉強したことが確認された。 また、彼女は銀河水管弦楽団の歌手であり、昨年2月の新年音楽会の時も公演に参加したと国家情報院は確認した。
実際、2005年仁川を訪ねた青年学生協力団の大部分は‘金星学院’の学生だと知られていたが、これは金星第2中学校と同じ学校だと判断される。 ウォン・セフン国家情報院長は「金第1秘書が自身の夫人を公開したことは体制の安定性を誇示するためのものと見ている」と明らかにしたと伝えられた。 また、その間議論になってきた金第1秘書の年齢と関連して国家情報院は「1984年1月8日に出生したと見ている」と明らかにした。
■残る疑問点など
リ・ソルジュの経歴の中で2009年金第1秘書と結婚して子供まで産んだ後にも歌手として活動したという点は理解しにくい。 北韓では最高指導者夫人が公式の席に出てくるケースもきわめてまれなことであるためだ。 統一部のある官僚は 「昨年新年音楽会で歌った李雪珠が金第1秘書の夫人ならば、その後に結婚したと見るのが自然だ」と話した。
また、チョン・ソンジャン世宗研究所首席研究委員は「リ・ソルジュ氏の名前の中で‘ジュ’字の漢字表記が<朝鮮中央通信>では‘主’であるが、歌手の李雪珠氏は‘珠’となっている」として「二人は互いに別の人」と主張した。 チョン研究委員は「金第1秘書の夫人は咸鏡道(ハムギョンド)、清津(チョンジン)の人で、金日成総合大学で自然科学系を勉強した人と見ている」と話した。 キム・キュウォン、キム・ヨンファン、ソンチェ・ギョンファ記者 che@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/544404.html 訳J.S