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良心告白 パク・ウンジョン検事 隠れた善行にネチズン感動

原文入力:2012/03/01 16:50(1572字)

←パク・ウンジョン検事がソウル西部地検在職当時、検察放送 出演場面 検察放送映像キャプチャー

精神発達遅滞の窃盗犯に処罰の代わりに治療…費用支援も
ネチズンら "このような人を背信者と言えるか"

 "不遇な環境にいる人々に暖かい心を持って暖かい法治を実現してみたい、そういう気持ちで善処することにしました。"

 キム・ジェホ判事 起訴請託疑惑と関連して‘起訴請託を受けた’と良心告白したと知られたパク・ウンジョン検事がある精神発達遅滞窃盗犯に刑罰の代わりに治療を受けるようにした善行事実が新たに注目をあびている。

 検察内の美談事例を集めて紹介する検察放送(www.spo.go.kr/tv)の‘暖かい話’コーナーには‘暖かい法治’という題名でパク検事がある精神発達遅滞窃盗犯を善処した内容を映像と共に紹介している。

 パク検事はソウル西部地検に勤務中の2009年9月頃、精神発達遅滞の窃盗犯K氏事件を受け持った。 拘束された被疑者K氏は2009年5月30日、酒に酔って寝ていた人のクレジットカードを盗みマートで食料品を購入するなど酒に酔った人のクレジットカード、現金、財布などを3回盗んで逮捕された。 K氏はすでに2002年から同様の犯行を数回犯しており拘束された当時、執行猶予期間だったため加重処罰が避けられない状況だった。

 しかしパク検事はK氏を収監する代わりに治療条件付き起訴猶予処分を下した。K氏の父親が「知能75の精神発達遅滞の息子がきちんとした治療も受けることができず、このようなことが起きた」として涙で訴えたためだった。 パク検事は法的に善処したのはもちろん、犯罪予防協議会にK氏事件を依頼し治療費支援を受けられるよう助けた。

 K氏の父親は検察放送とのインタビューで「正常と見れば常習犯だが、患者という次元で検事が見たので破格的にも治療する機会を与えられた」として「このように経済的な援助までしてくれる方法は想像もできなかった。 感謝申し上げる」と頭を下げた。

 さらに続くパク検事のインタビューが感動を与える。「検事は厳正に法を執行し犯罪者を処罰しなければならないのですが、その反面このように精神的、肉体的また、家庭的に少し不遇な環境にいる人々に対して暖かい心を持って暖かい法治を実現してみたい、そういう気持ちで善処をすることにしました。 国民にも、この事件の関係者たちにも、こういう気持ちで接近するならばわが国の検察がもう少し信頼を得ないだろうか、そういう教訓を得ました。」

 検察放送記者は「ある検事の暖かい法治実現が父親の涙を拭うことができた」とニュースを終えた。

 ツイッター利用者はパク検事の美談映像を転送し感動を分かち合っている。 @procha***は「暖かい法治、暖かい人」だと書き、@KBSW***は「暖かい法治実現ターミネーター パク・ウンジョン検事ファイティング」と応援した。 @namuy***は「暖かい心、暖かい法治! 私たちが望む真の検察像」と話し、@azaa***は「暖かい法治!! 人のにおいがする方ですね」と話した。

 @83wis***は「暖かい法治。このような検事をまさか投げ出しはしないでしょう」と指摘したし、@gksmftk***は「一緒に勤める検察庁同僚がさらによく分かっているでしょうね。このような人を背信者と言えるるか」と書いた。

パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/521558.html 訳J.S