本文に移動

次世代戦闘機 公開入札前に… "MB, オバマにF35選定を約束"

原文入力:2012/02/02 17:02(1392字)

←ソン・ヨンソン議員

ソン・ヨンソン "昨年の首脳会談の時…贈り物をしたかったのだろう"

 8兆ウォンを超える莫大な国家予算を投じるわが軍の次世代戦闘機事業(FX)機種選定と関連して、李明博大統領が公開入札前に米国オバマ大統領と口頭で機種選定を約束したという主張が提起された。

 ソン・ヨンソン未来希望連帯議員は1日夕、CBSラジオ‘時事ジョッキー チョン・クァンヨンです’に出演し 「李明博大統領が昨年10月13日、オバマ大統領との首脳会談の席で(次世代戦闘機として) F35ライトニング2を導入することを約束した」として「書類に署名はしなかったが、国家間の約束」と話した。

 わが軍の次世代戦闘機事業は歴代最大規模の戦闘機選定であり、事業費規模だけで8兆3000億ウォンが策定された。 防衛事業庁が先月末、事業説明会を開いたが米国ボーイング社とロッキードマーティン社、ヨーロッパ連合のEADS社、サーブ社など世界有数の軍需業者が激しい競争を繰り広げている。 今までは米国ロッキードマーティン社のF-35とボーイングのF-15サイレントイーグル、ユーロファイター タイフーンなどが先頭圏と評価されていると知られている。 防衛事業庁は6月中旬まで提案書を受け付け、試験評価と交渉を行った後、来る10月に購買機種を最終決定する計画だ。

←ロッキード マーティンのF35ステルス戦闘機

 このように莫大な予算が投入される事業について李大統領が米国と事前に口頭で合意したという主張が提起されたものであり波紋が大きくなると見られる。 ソン議員は口頭合意の背景と関連して「李大統領がオバマに会いに行った時、贈り物を与えたかったのだろう」と話した。

 進行者であるチョン・クァンヨン翰林(ハンリム)国際大学院大学校教授が 「二人が口頭で約束したということは確認された事実か」と繰り返し質問するとソン議員は「導入することにしたと知らされた」として 「(政府でも) ‘十分に考慮してそのような話は交わされたかもしれない’と答えるだろう」と主張した。

 ソン議員は入札進行手続きと関連しても「機種を選定し、分析し、試験評価をして契約を結むには普通2~3年以上かかるが、今政府が推進しているのはこのあらゆる事を6ヶ月以内にすべてするということ」とし「俗っぽく言えば、グルで打つ花札賭博じゃないかというそんな感じを与える」と指摘した。

 しかし軍関係者はこの日<ハンギョレ>と行った電話通話で「二国間の懸案なので首脳会談で話は出たかもしれないが‘F-35で合意した’ということは全く事実でない」として「(軍の立場では)確認することもできず確認された事項でもない」と話した。

 この関係者は入札進行手続きと関連しても「一般入札の場合、入札公告後、提案書受付まで40日余りを与えるが、FX事業は5ヶ月を与えるなど十分に時間的余裕を置いて進行している」と説明した。

パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/517199.html 訳J.S