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ネイバー・ダウム‘住民登録番号での会員加入’廃止

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/511153.html

原文入力:2011/12/20 21:36(1577字)
ク・ポングォン記者


収集された資料も廃棄することに…電子商取引時には保管


  ネイトに続きネイバーとダウムも住民登録番号を収集せず、すでに集めた住民登録番号も全て廃棄することにした。


  ネイバーとダウム ポータルを運営するNHNとダウムコミュニケーションは20日、来年から会員加入時に住民番号を収集せず、既に保有していた会員住民番号も来年末までに次々と削除することにしたと明らかにした。これで国内3大ポータルが全て今後は住民番号を収集せず、既存のものも廃棄することにしたわけだ。

  NHN関係者は「個人情報を暗号化しているが流出事件が相次ぎ政策修正が必要であると判断し住民番号の収集を中断することにした」として「住民番号の代わりにi-PINを利用したり携帯電話番号とクレジットカードによる認証方式を通じて会員加入を受けつける方案を検討している」と明らかにした。 NHNは以前にもi-PINなど住民番号の提供がなくとも会員に加入できる方案を運営してきたが、わずらわしい手続きなどで利用率が非常に低かった。


  チョン・ジウン ダウムコミュニケーション広報チーム長は「ダウムも来年中に順次的に保有している住民番号を廃棄し、住民番号の収集をせずに会員加入ができるようにする方針」と明らかにした。 ダウムは法律上、本人認証が必要なサービスは住民番号の代わりに信用情報会社を通じて得た認証情報を通じて提供する計画だ。


  3大ポータルが全て住民番号の収集中断および削除に乗り出したのは、去る7月にネイトを運営するSKコミュニケーションズで発生した3500万人の個人情報ハッキング事件が契機だ。ネイトはハッキング被害対策の一つとして去る9月から住民番号の収集を中断し、保有してきた住民番号を今月末までに廃棄することにした。この会社は最近グローバル サイワールドを発売する中で住民番号と名前など実名確認を義務化した会員政策を廃棄し、フェイスブックのようにIDとEメール住所だけで加入できるようにした。


  これに先立ちオンラインゲーム業者のNCソフトは去る4月から個人情報政策を変更して、新規加入者が住民番号なしで加入できるようにしており、去る3分期からは既存加入者の住民番号に対する暗号化水準も大幅に高めた。 NCソフトが採択した住民番号‘単方向暗号化’はIDや接続住所(IP)等では住民番号を確認できず当事者が住民番号を入力する時にだけそれを確認できるようにする方式であり、会社も加入者の住民番号が全く分からないことが特徴だ。このために捜査機関がNCソフト会員たちの個人情報を要求することも不可能になった。


  インターネット実名制など住民登録番号の保有と利用を煽ってきた政策のために業界が当然視してきた個人情報保有慣行が、相次ぐ個人情報流出とグローバル サービスとの競争環境で根本的に変化しているわけだ。 国内の代表的なポータル業者とゲーム企業等が住民番号の廃棄および収集拒否に乗り出したが、住民番号の保有と利用を要求する法律が変わらなければ企業等の試みも空念仏に終わりかねない。 住民番号収集の名分となったインターネット実名制だけでなく、電子商取引法は取引者の住民番号保有を義務化している。 あるポータル関係者は「住民番号を収集せずに廃棄すると言ったが、インターネットショッピングや音源購買のような商取引をする顧客は法によりやむを得ず住民番号を保管する」と話した。


ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr


原文: 訳J.S