原文入力:2010-04-16午後09:07:33(1101字)
天安艦失踪将兵たちが号泣の中を運柩された一昨日夕、全南珍道海上で哨戒活動中だった海軍リンスヘリコプターが墜落し4人が亡くなったり失踪した。江原,鉄原の最前方警戒所で警戒勤務中だった兵士が銃器事故で死亡したという便りも共に伝えられた。天安艦惨事と同じように残念な犠牲だ。
軍関連の事故は最近急速に頻繁になった。先月3日には陸軍500MDヘリコプターが夜間訓練中に京畿南陽州のビニールハウスに落ち、操縦士2人が亡くなった。1日前の3月2日には空軍F-5戦闘機2機が相次ぎ墜落し操縦士3人が死亡した。2ヶ月にもならない間に陸・海・空軍にわたり、このように事件・事故が相次いだことはかつてなかった。兵力の運用・管理から整備,警戒と作戦に至るまで軍の総体的な規律弛緩が疑われる。
似た事故が続くと軍の対応態勢を問題にするほかはない。少なくとも整備や運用,訓練がもう少し精巧になされるべきであった。例えば500MDヘリコプターは30年以上経った老朽機種だ。1976年に導入されて以来50回余り墜落事故を出した。F-5戦闘機も2000年以後10機が墜落した事故頻発機種だ。機体欠陥が疑われるならば根本的な解決策を用意しなければならなかったのに、そのような跡がよく見られない。事故が相次いだ3・4月が軍の各級人事で落ち着かない時期だという点も具合が悪い。
軍指揮部の規律弛緩はこのような点で一層心配になる。天安艦沈没当時イ・サンウィ合同参謀議長が初めて報告を受けたのは事件発生49分後であり、キム・テヨン国防部長官はこれよりも3分遅い深夜10時14分に報告を受けたという。軍首脳部が最高対備態勢が発令された非常状況を1時間近く全く知らずにいた計算だ。このようになったことが、合同参謀の指揮統制班長が2人に対する報告をうっかり忘れたためだと言うのであきれてしまう。事件当日の現場の混乱と遅滞もそのためであろう。実際状況で指揮報告および作戦体系がこのように穴をあけられるならば、その惨禍は考えただけでぞっとする。
軍と政府はこれ以上、軍事機密や不可抗力など言い訳のネタを探そうとしてはならない。軍に対する信頼はいつにもまして深刻な危機に置かれている。国民の信頼を取り戻そうとするなら、徹底した責任追及と共に閉鎖的な軍文化の革新など根本的な発想転換が避けられない。
原文: 訳J.S