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[社説] チャスン総務院長が話す番だ

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/412510.html

原文入力:2010-03-26午後07:08:41(1102字)

奉恩寺直営寺刹転換を巡る外圧波紋が拡散の一路だ。曹渓宗中央信徒会など仏教団体が外圧波紋の当事者であるアン・サンス ハンナラ党院内代表の謝罪と辞退,チャスン総務院長の解明を要求している。奉恩寺住職ミョンジン僧侶はチャスン院長が中央宗会議長だった2007年10月、イ・サンドク議員を連れてきて李明博当時大統領候補が奉恩寺信徒たちに会えるようにして欲しいと要請したという事実をある言論インタビューを通じ追加公開した。

事態は絡まるだけ絡まった。これ以上 傍観するならば政界と仏教界が手のほどこしようもない紛争の渦に巻き込まれる状況だ。何よりもアン代表と席を共にしたチャスン院長が態度を明らかにしなければならない。アン代表がミョンジン僧侶に対し‘左派住職’発言をしたのが事実なのか、それが奉恩寺直営寺刹転換の外圧として作用したのか、大統領選挙過程に介入した事実があるのかを解明しなければならない。

曹渓宗総務院と中央宗会は奉恩寺直営寺刹転換過程で‘外圧がなかった’という話を繰り返している。だが疑惑は解けなていない。チャスン院長が何の解明もしていないためだ。チャスン院長は曹渓宗全体を代表する人だ。与党の院内代表から‘左派住職’等、仏教界を冒とくする発言を聞いてそのまま見過ごしたとすれば、仏教界の首長として適切な身の振り方ということはできない。中央宗会議長時期に特定政党候補と仏教界の間に橋をかける役割をしたとすれば、それもやはり正しい行動ではない。イ大統領はソウル市長時期から宗教偏向発言で仏教界の反発を買った前歴があるではないか。

奉恩寺直営寺刹転換過程も同じだ。中央宗会総務分科で一度否決された懸案を総務院長が再び緊急発議し通過させた。奉恩寺住職と信徒が正しく知ることもできない状態で、そんなに急いで処理する程に切実な理由があったのか疑問だ。

今回の事態の原因は一次的には左派住職発言の当事者として指定されたアン代表にある。しかし、さらに大きな問題はチャスン院長の曖昧な身の振り方だ。彼は事態解決の鍵を握っている核心当事者だ。疑惑が大きくなる状況で沈黙に徹することは混乱を拡大するだけだ。また彼の発言を見守っている多くの信徒と国民を無視することだ。チャスン院長が直接出てきて、事実を明らかにし解明すべきことは解明しなければならない。それが仏教界の首長として責任ある姿だ。

原文: 訳J.S