原文入力:2010-01-16午前01:53:14
検察と警察が公開を止めようとした龍山惨事未公開捜査記録2000余ページの内容が明らかになった。記録によれば、当時の惨事が警察指揮部の誤りのために起きたという事実が警察自らの陳述で確認された。この間の政府側主張がすべて虚構であったわけだ。
これで龍山惨事に対する法的責任は再び問い詰めなければならなくなった。何より警察の過剰・拙速鎮圧が問題だ。記録には当時警察幹部らが誤りを認める陳述が一つや二つでない。望楼状況に関する情報なしに火災鎮圧装備もまともに準備しないまま鎮圧が始まった、自分が決定権者だったら鎮圧を中止させただろう、現場状況をよく分からなかったなどの陳述が多い。人が死んだりケガをするかも知れないのに、警察指揮部が最小限の対応もなしに鎮圧強行を指示したのだ。警察内部規定違反はもちろん、刑事責任まで問わなければならない問題だ。
警察鎮圧が正当な公務執行なのかも新たに疑問になった。検察も捜査過程で公共の安寧にそれほど大きな危険がなかったのに関わらず、警察が無理な鎮圧をしたのではないかと追及した。交渉や説得努力もなしに、篭城が始まるやいなや鎮圧を強行したので不法性を疑うのは当然だ。記録には警察が撤去用役会社職員らと合同作戦を展開したという陳述も出てくる。
火を付け人を死なせたという座り込み者などの疑惑もまた見直さなければならない。捜査記録には撤去民らが火炎瓶を投げるのを見なかったという警察官の陳述が多い。代わりに‘原因不明の爆発’で火災が起こったという陳述がある。その通りならば1審で重刑を宣告された篭城撤去民らの疑惑は当然に晴らされなければならない。
このような点で検警が今回の記録公開に対し裁判所忌避申請などで反発するのは呆れ返るべきことだ。検察がこの間隠してきた捜査記録は、火災原因や公務執行の正当性などを明らかにすることができる核心資料だ。被告人の防御権保障のためには決定的に重大なものだ。刑事訴訟法は被告人に有利な証拠まで皆検察が提出することを原則としている。検察はすでに捜査記録を公開せよとの1審裁判所の決定も握りつぶした経緯がある。今回も真実を隠そうと足払いをかけるならば、より大きい非難を受けることになる。警察責任が明確にあらわれた以上、当時の警察指揮部に民刑事上の責任を問うのは当然のことだ。そぶりに終わったキム・ソクキ当時ソウル地方警察庁長官などに対する捜査ももう一度行わなければならない。
原文: 訳J.S