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日本 福島原子力発電所1号機 コンクリート床まで溶けていた

原文入力:2011/12/01 18:06(1097字)
チョン・ナムグ記者


東京電力、推定値発表 核燃料 漏れ出て 65㎝ 侵食


←福島1号機内部状況


去る3月、炉心融解事故を起こした日本、福島第1原子力発電所1号機原子炉で溶けて流れた核燃料が圧力容器の底を突き抜けた後、格納容器の底面のコンクリート壁も相当部分を溶かしたものと判断されると東京電力が明らかにした。 最後の保護膜である格納容器にまで穴があけられ核燃料が地下へ入り込むいわゆる‘メルト スルー’事態はひとまず免れたが、今後の核燃料回収がかなり難しい課題に浮上したという話だ。

東京電力は30日このような推定結果を公式発表したと日本言論が1日伝えた。報道によれば、冷却機能を早期に失った1号機では炉心の核燃料が全て溶けて流れた後圧力容器を突き抜け格納容器の底に落下死、核燃料から発生した崩壊熱によって格納容器の底のコンクリート壁が最大65㎝ほど溶けたと推定された。格納容器は最も厚いところが2.6mだが、現在最も薄くなったところは格納容器の鋼鉄壁まで37㎝に過ぎない。ただし松本純一東京電力本部長代理は「格納容器中に深さ30~40㎝まで水がたまり、溶けて流れた核燃料が冷却されている」とし、コンクリート壁が追加で溶けて格納勇気に穴があけられる危険は低い状態と説明した。


この間、一部の専門家たちはすでに核燃料が格納容器の底まで突き抜け地下へ入り込み始めた可能性があるとし、地下岩盤層まで原子力発電所をぐるりと取り巻くようにコンクリート遮断壁の設置を急がなければなければならないと指摘していた。


東京電力は2号機と3号機の場合、核燃料の各々57%、63%が溶けて流れたが大部分は圧力容器内に残っており、格納容器コンクリート壁が最大12㎝、20㎝ずつ溶けるに留まったと見られると推定した。


核燃料が圧力容器を突き抜けて出たことがほとんど確実になったことにより放射能を吹き出す核燃料の回収作業が大きな悩み事に浮上した。1979年米国スリーマイル島原子力発電所事故の時も炉心が融解したが、圧力容器は損傷しておらず核燃料回収がそれなりに容易だった。だが、今回のように炉心から溶けて流れた核燃料が圧力容器の外へ流れ出たことは初めてで、それを回収する技術はまだ開発されていない。


東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/508167.html 訳J.S