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銀塊だけで200トン…史上最大宝船発見

原文入力:2011/09/27 14:01(1003字)

歴代最大規模の宝船が大西洋海底で発見

←沈没したイギリス貨物船「SSガーソッパ」号

第二次世界大戦の最中だった1941年2月、ドイツ潜水艦Uボートに撃沈されたイギリスの貨物船「SSガーソッパ」号が、アイルランドから西へ300マイル地点、水深4700mの海底で発見されたと、イギリスBBC放送などが26日、報道した。

この船には銀塊200tをはじめとして、銑鉄、インド産の茶など7000tに達する高価な品物が数多く積載されていることが確認された。船に積まれた銀塊は、現在の現在の貨幣価値で1億5000万ポンド(約2755億ウォン)に相当する莫大な量で、沈没船から発見された貴金属としては史上最大規模だ。

全長412フィート(126m)の大きさの蒸気船のガーソッパ号は、インドのカルカッタ港を出発して英国へ向かっている間に燃料不足と悪天候に遭い、アイルランドのギャロウェイ港で航路を変更して、ドイツのUボートの標的になった。襲撃当時、船には85人の船員が搭乗していたが、陸についた生存者はたった1人に過ぎなかった。

先月、ガーソッパ号を発見した米国探査会社オデュッセイ・マリンのプロジェクトマネジャーのアンドリュー・クレーグは、「船舶の正体と位置を確認する1次探査を終え、すでに宝物を引き揚げる計画をたてている」と明らかにした。 彼は「沈没船の状態は引き揚げするのにとても良い条件」と付け加えた。ガーソッパ号は貨物積載室が開いたまま海の底にまっすぐに立っていることが分かった。

オデッセイマリン側は。来年第2四半期にロボット潜水艇を投じて「大儲」を引き上げる計画だ。オデッセイマリンは、英国交通省との契約により、積載貨物の評価額の80%を得ることになった。この会社のマーク・ゴードン会長は、積載貨物を表記した書類によると、銀塊に2.5%の金が含まれており、これは「追加ボーナス」と話した。

英国インド蒸気船商会所属の商船のガーソッパ号は1919年就航し、1941年1月、イギリスの戦時交通省によって海軍補給船に登録され、1ヶ月後にドイツの潜水艦の魚雷により撃沈された。

チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/498131.html 訳 M.S