原文入力:2009-02-18午後07:43:57
‘首脳会談’ 贈り物して
‘同盟強化’ 要求堂々
キム・トヒョン記者
‘やわらかい圧迫’
初めての海外歴訪訪問地として日本を選んだヒラリー・クリントン米国務長官は18日2泊3日間の日本訪問を終え次の訪問地であるインドネシアに出発した。彼女は日本重視の姿勢を表わしながらアフガニスタン戦争と経済危機打開などで日本の責任と役割を強調する両面戦略を駆使した。
クリントン長官はまず17日、中曽根弘文外相との会談でバラク・オバマ大統領の初めてのホワイトハウス首脳会談である米-日 首脳会談(24日)の贈り物をプレゼントした。ビル・クリントン前民主党政府時期の‘日本より中国重視’外交がオバマ政権でも再現されるのではないかという日本国内の世論を揉み消し対日重視姿勢を表わしたのだ。
彼女はまたいわゆる軍事力偏重から抜け出し、外交と軍事,文化を組み合わせた‘ソフト パワー’外交を巧みに伺わせた。彼女は“明治神宮が象徴する平和と繁栄の概念は世界での米国の役割でもある”として“もう少し均衡をとり、もう少し調和する必要がある”と強調した。17日朝、宿舎のホテルで一般のお客さんとの記念撮影に気兼ねなく応じて終始笑顔を見せた。
やわらかい雰囲気の中でも“中曽根外相にアフガンとパキスタンの政策検討に参加を要求した” “沖縄普天間基地駐留米海兵隊のグアム移転は同盟の核心に関する問題だ”として、日本に対する要求事項も堂々と取り上げ論じた。アフガン戦争と関連して医療と経済,教育など民生分野に対する支援拡充を要求している。軍事分野に対する参加を要求する可能性もある。
普天間基地はヒラリーの夫のビル・クリントン大統領時代である1996年に合意して以来10年以上にかけて終えられずにいる米-日核心懸案の一つだ。日本を初めての訪問地に選択し、日本重視の立場を見せただけに日本も行動で報いろということだ。その一方で北朝鮮の日本人拉致問題を重視する日本の立場を考慮して“拉致問題を6者会談で扱う”と支援の意を明確に明らかにした。
クリントン長官が今回の訪問中、日本に内心最も期待をかける部分は経済危機に対する対応だ。彼女は“世界1位,世界2位の経済大国として米国と日本に責任がある”として世界金融危機の克服に日本が貢献することを期待した。
東京/キム・トヒョン特派員aip209@hani.co.kr