原文入力:2011-02-27午後07:50:43(952字)
外信ら "遺体をどこかに移したようだ"
親衛隊、防御壁にしてデモ封鎖
チョ・イルジュン記者
リビアの首都トリポリは今 暴風前夜の張り詰めた緊張と戦雲が漂っている。
トリポリの住民たちは国連のリビア制裁決議案の便りが伝えられた翌日の27日(現地時刻)にも家の中にじっと息を殺していたし、通りには巡回査察に回るカダフィ親衛勢力の戦車と車両だけが疾走していたと外信が伝えた。ムアマル・カダフィ政権は政府側市民にまで武器を配給し、トリポリ都心との出入り口の随所に検問所を設置し外部人の出入りを止めるなど、最後の砦であるトリポリ死守に総力をふりしぼっている。
あるトリポリ市民は26日<AFP>通信に「もう傭兵たちが見当たらない。これはリビア人(デモ隊)を鎮圧するためにリビア人が動員され、内戦に上り詰める危険があるということを意味するので深刻だ」と憂慮した。デモ隊はトリポリ東部のタジュラなど一部地域まで掌握し、コンクリート片やこわれた什器、ヤシの木まで切って積んだバリケードを設置し、カダフィ親衛勢力の装甲車や重火器攻撃に備えている。カダフィ親衛勢力はトリポリの中心である緑色広場を中心に堅固な防御壁を構築し武装支持勢力を通りのあちこちに布陣させデモを源泉封鎖している。
先立って26日、カダフィは自身の健在を誇示するために外信記者らをトリポリに招請し‘シティーツアー’を提供するイベントまで行った。現場を見て回っった<ニューヨークタイムズ>記者は「(カダフィ親衛勢力が)狙撃手と対空火器を動員し非武装市民に発砲し、保安軍は犠牲者数を縮小するために通りと病院から死骸と負傷者をどこかに移した」という住民たちの証言を伝えた。通りの塀にはカダフィを吸血鬼として描写した落書きなどを急いで消した跡がはっきり残っており、パン屋の前には食べ物を得ようとする市民が長く列をつくっていたと新聞は伝えた。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: 訳J.S