原文入力:2011-01-25午前10:22:02(866字)
99年 コソボ戦でF-117機 被撃
"中国情報部員らが残骸 買い取った"
パク・ミンヒ記者
コソボ戦争が真っ最中だった1999年3月27日、北大西洋条約機構(NATO)のセルビア空襲に投入された米軍ステルス戦闘機F-117ナイトホーク 1機がセルビアの防空ミサイルに当たり撃墜された。操縦士は脱出したがステルス機の残骸はセルビアの農耕地に散らばった。
当時、農民や蒐集商らが集めたF-117ナイトホークの残骸が中国初のステルス戦闘機 殲-20の開発に利用されたと見られると<AP>通信が軍関係者らを引用し24日報道した。
コソボ戦争当時、クロアチア軍参謀総長だったタボル トマジェト-ロソは 「当時、我が国の情報報告書は中国情報部員らがF-117の残骸が散らばった地域を隅々まで探しまわり、農夫らから飛行機の残骸を買い入れたと記録した」として「中国が入手した残骸を分解しステルス技術を習得し、逆設計でステルス機を製作したものだと確信する」と話した。セルビア軍関係者も当時、収集家らがF-117の残骸らを集め 「その内の一部は外国軍武官らの手に渡った」と確認した。
米国が1970年代に極秘裏に開発したF-117ナイトホークは世界初のステルス戦闘機であり、レーダー波を吸収する特殊コーティングがされている。イタリアで活動する軍事コンサルタント ジョラン クソパーチは 「ソロボダン ミロシェビッチ前セルビア大統領はコソボ戦当時に入手した西側軍事装備を同盟関係だった中国、ロシアなどに提供した」とし「F-117の残骸はロシアと中国が最も望む物品だった」と話した。
中国のステルス戦闘機 殲-20は去る11日、四川省、成都で初の試験飛行に成功した。
北京/パク・ミンヒ特派員
原文: 訳J.S