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中国‘殲-20’戦闘機、西太平洋も‘作戦半径’

原文入力:2011-01-18午前10:15:09(952字)
専門家ら "人工衛星攻撃用ミサイルも装着可能"

パク・ミンヒ記者

←中国が開発したステルス戦闘機 殲-20を撮ったものとして最近、中国軍事専門サイトなどに上がってきた写真。軍事専門サイト テスェマン ホームページ

去る11日、初の試験飛行に成功した中国の次世代ステルス戦闘機 殲-20(J-20)の作戦半径が1500kmに及び、現在 飛行制御ソフトウェア設備など2段階飛行テストを受けていることが分かった。
中国<新民晩報>インターネット版は17日、カナダで発行される軍事専門月刊<漢和亞洲防務>最新号を引用し航空専門家らは中国が殲-20の飛行制御ソフトウェア設備、エンジン、空気動力システムなどをテストしていると報道した。

この雑誌は殲-20の作戦半径が1500kmに及ぶという観測を伝えながら、その場合、中国が台湾、東シナ海、南中国海はもちろん西太平洋で制空権優位を占める可能性があると評価した。

だが、専門家たちは2020年までは殲-20が完全なステルス機能を備えることはできないと分析しつつ、中国が少なくとも2種類の形態の試験機を持ち何回もテストをしていると予想した。

中国社会科学院軍備統制センターの洪源稱 秘書長は「新型戦闘機の登場は中国が複雑な情勢が迫った時に制空権を確保するという決心を示しただけでなくこれを実現できる技術力を備えているということを見せたもの」と話した。

彼は殲-20の大きさから推し量ってみれば、米国のF-22より一層多くの武器を搭載できるとし、人工衛星攻撃用ミサイルも装着可能と付け加えた。

<漢和亞洲防務>は作戦半径が広い殲-20の登場が、韓国や日本など隣国に影響を与えるものであり、天文学的な価格のF-22の代わりに大きさが小さく速度が多少遅いF-35で太平洋地域で空中優勢を守ろうとしていた米国の戦略にとって大きな挑戦となっていると評価した。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/459239.html 訳J.S