原文入力:2011-01-04午前08:24:53(1013字)
民主化活動家らの精神的支柱‘スジェトワ’死亡
天安門流血鎮圧批判し中国民主化を要求
パク・ミンヒ記者
←スジェトワ(ストゥファ・司徒華)
香港民主化運動の代父スジェトワ(ストゥファ・司徒華・写真)が2日 亡くなった。天安門民主化デモ流血鎮圧を批判し中国の民主化を粘り強く要求してきた彼の死に香港が哀悼の波に包まれた。享年79。教師だったスジェトワは1973年教員労組である香港教育職業人協会を創立し英国植民政府の政策に反対する労働運動をリードし代表的な左派労働活動家であり政治指導者に浮上した。香港が中国に返還される以前、中国政府の要請で一国二制度体制下の香港憲法の基本法草案作成に参加もした。
だが、1989年6月4日、天安門広場の民主化デモが戦車を先頭にした軍隊に鎮圧され、彼は中国共産党とのすべての関係を断絶した。事態直後、香港市民支援愛国民主運動連合会を結成し、犠牲者と遺族、民主化活動家らの支援を始め、毎年6月4日に天安門犠牲者たちを賛え中国民主化を要求するろうそくデモを開いてきた。毎年数万人が参加するこのデモは、民主化を要求する香港人らの求心点となってきた。スジェトワは香港の代表的野党である民主党創党を主導し、立法会議員として活動もした。彼は中国の‘入国禁止人物’だ。
彼は一生独身で過ごし、最後まで中国民主化の希望をあきらめなかった。2009年末に肺癌宣告を受けた後も愛国民主運動連合会主席として継続活動した。先月、病気見舞いに行った民主党主席アルバート・ホ(何俊仁)と会った際に「中国が辛亥革命100年を迎えるのに、真の民主化が実行できていないが、私はこれ以上貢献できなくなった」として涙を流したと<サウスチャイナ モーニングポスト>は伝えた。天安門デモ指導者として21年間にわたり亡命生活をしている王丹は、香港言論に「先生は私と民主化活動家たちの精神的支柱だった」と語った。親中国系のドナルド チャン(曽蔭権)香港行政長官も「中国と香港を強く愛した故人は一生を民主主義増進のために献身した」という追悼辞を発表した。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/457048.html 訳J.S