原文入力:2010-11-07午後08:56:10(1043字)
各々79%、87%が不信 表す…‘尖閣衝突’で感情悪化
チョン・ナムグ記者
去る9月7日、尖閣列島(中国名 釣魚島)で中国漁船と日本の海洋巡視船が衝突した事件の後、両国国民間の不信が極に達したことが分かった。先週、尖閣列島衝突動画のインターネット流布後、日本で反中国デモが拡散するなど 事態収拾の展望はより一層 暗くなっている。
<読売新聞>は中国<新華通信>が発行する週刊誌<瞭望東方>と共に先月下旬、両国国民各1000人余りを対象に電話アンケート調査をしたところ、中国を信頼できないという日本人が87%、日本を不信に思うという中国人が79%に達したと7日報道した。これは昨秋 同じ質問に対する回答(日本人69%、中国人63%)に比べ、感情が非常に悪くなったものだ。
<読売新聞>は日本人だけを対象にした調査では、「中国が経済・軍事力を背景に他国に外交的圧力を強化するという不安を感じる」という回答が89%に達したとし、軍事的威嚇を感じる国として中国を挙げた人が79%で、北韓(81%)にほとんど肉迫したと付け加えた。
このように両国間の国民感情が悪化した中で、尖閣列島船舶衝突場面が含まれた日本海上保安庁の動画がインターネットに公開され、両国間外交的葛藤は当分収拾が難しくなった。
日本の保守団体‘頑張れ 日本’は6日、日比谷公会堂で集会を開き、中国の尖閣列島領有権主張を糾弾する一方、政府の弱気な外交姿勢を批判した。<朝日新聞>はこの日の集会に4600人ほど(主催側推算)が集まり、1時間ほど銀座と大手町などの街頭を行進したと伝えた。
日本言論らは公開された動画から見る時、中国漁船がわざと日本海洋巡視船に衝突したものと説明している。日本政府はこの間、こういう事実を強調しながらも中国を刺激することを憂慮し動画を一般には公開しなかった。日本政府は流出した動画が沖縄県石垣海上保安部で検察・裁判所提出用に編集した種々の動画の中の一編と見ている。石垣海上保安部ではこの資料を保管してきたコンピュータに保安をかけていないので、誰でも閲覧し複写できる状態だったことが伝えられた。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: 訳J.S