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中国‘尖閣諸島 葛藤’満州事変の日に‘爆発’

原文入力:2010-09-19午後06:26:56(1374字)
漁船拿捕で感情高調…最近5年間で最大の反日デモ
公安ら制止の中 デモ隊 主要都市各所 街頭行進

パク・ミンヒ記者

←中国デモ隊が18日、北京日本大使館前で日章旗を足で踏み反日示威を行っている。中国では最近、日本と領土紛争をかもしている釣魚島(日本名 尖閣諸島)で日本政府による中国漁船拿捕で反日感情が高まり、満州事変79周年のこの日を迎え激烈な反日示威が広まった。 北京/共同AP連合ニュース

18日午前9時(現地時間)を少し過ぎた時間、中国北京中心街にある日本大使館前に100人余りのデモ隊が現れた。20代の若者たちが中心のデモ参加者らは「日本は釣魚島から退け」 「9・18国辱を忘れるな」「琉球(沖縄)は我が領土」等のプラカードを持ちスローガンを叫び始めた。

大使館周辺と道路に配置されていた2000人余りの公安と武装警察はデモ隊を取り囲み周辺市民がデモに合流することを阻んだ。デモ隊は中国国旗を振り「日本製品を買うな」「日本鬼神をはき捨てよう」等のスローガンを叫び、周辺道路を行進した。

東中国海(訳注:東シナ海)釣魚島(日本名 尖閣諸島)で日本による中国漁船拿捕で高まった中国人の反日感情が日本の満州侵略の基点となった歴史的記念日である18日をむかえ中国全域で爆発した。この日、北京の他にも上海、深圳、瀋陽、重慶、長春など主要都市で反日デモが相次いだ。この日は1931年 日本関東軍が遼寧省、瀋陽郊外周辺で鉄道爆破自作劇を起こし満州侵略を始めた‘9・18事変’(満州事変)の79周年となる日だ。

中国と香港言論は広東省深圳で数百人が中国国旗を振り「釣魚島を中国に返せ」等を叫び30分後に警察に解散させられ、日本電子製品を売る商店らはガードマンを雇い万一の事態に備えたと伝えた。重慶でも2000人余り、長春でも1000人余りが‘9・18を忘れるな’等のスローガンを叫び、一部デモ隊は政府がデモを阻むことに強く抗議した。

インターネット上のデモ情報拡散を徹底的に遮断し大規模警察兵力を配置するなど示威を厳格に封じ込めた中国政府の措置によりデモ規模は予想より大きくなかったものの、反日感情は熱かった。日本の教科書わい曲に抗議した中国人数万人がデモを行い日本公館などを攻撃した2005年4月以後、中国で起きた最大規模の反日デモだ。

中国政府は反日デモを統制しながらも日本が釣魚島で拿捕された中国漁船の船長を日本国内法に基づき拘束したことに強く抗議し強硬態度を曲げずにいる。

5回にわたる日本大使召還など、中国の前例ない外交的抗議に続き、中・日両国は釣魚島付近海域のガス田開発問題で声を高めている。両国が共同開発することにした東シナ海,春曉(白樺)ガス田に中国が最近掘削装備を一方的に搬入したとし、17日日本政府が批判に出てチャンウィ中国外交部スポークスマンは「春曉ガス田に対し中国は完全な主権と管轄権を持っている」と対抗した。

北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/440492.html 訳J.S