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"安重根 遺骸 発掘、日本が助けがなければならないですね"

原文入力:2010-09-03午後06:53:24(1234字)
チェ・ソミョン資料発掘団長

チョン・ナムグ記者

←チェ・ソミョン(82)国際韓国研究院長

2日夕方6時、東京、千代田区のさぬき会館に20人余りの日本人が集まった。裕仁日王の主治医を務めた満97才の歯科医師、岸信介前総理のかつての秘書官、金山政英前駐韓日本大使の子息など、参席者は‘チェ・ソミョン先生を囲む集い’の会員たちだった。

長ければ40年以上にわたりチェ・ソミョン(82・写真)国際韓国研究院長を‘迎え’韓日の歴史を勉強した人々だった。10余年前に正式に集いを作った後、1年に4~5回の集いを持ったが、この日は 「この間チェ先生がとても忙しすぎて何と3年ぶりに集まる」 と言った。

この日は伊藤博文をハルビンで射殺し100年前に殉国した安重根義士の131回目の誕生日でもあった。チェ院長は去る4月末に発足した‘安重根義士遺体発掘推進団’の資料発掘団長を引き受けている。今回 日本を訪ねたのも安義士の遺骸を探すのに役立つ日本側資料をさらに確保しようとする意図だった。

 「当時(安義士が殉国した)旅順刑務所々長の娘から確保した珍しい2枚の写真を根拠に最高の専門家たちが埋葬地と推定される地点を掘ってみたが、惜しくも遺骸の跡を全く見つけることができませんでした。」

チェ院長が皆が最も心配している安義士遺骸発掘推進経過を説明した。チェ院長は「埋葬地と推定された所からなぜ遺骸が出てこなかったか説明する明快な新情報がまだない」と遺憾を吐露した。資料収集のために日本を訪れたキム・サンギ忠南大教授(国史学)も「まだ何の成果もない」と話した。

 「韓国の資料だけでは遺骸を探すことは困難です。もう頼れる所は日本しかありません。」

チェ院長は日本側の協力を切実に訴えた。この日、参席者の中には安義士が埋められていると推定される所をチェ院長と何度も現地調査した方もいたし、裕仁日王に爆弾を投げた李奉昌義士の裁判記録を確認し韓国側に知らせた人、日本側資料を検索し勲章一つ受けることもできないままに忘れられた独立運動家2600人余りの名簿を探した方もいた。

チェ院長は参席者の中から4人を‘協力委員’として委嘱し、委嘱盾を授ける一方、力になってくれた方々を協力委員として推薦して欲しいと要請した。

「私が生きている間に探せなければ、次世代が課題を受け継ぎ必ず安義士の遺骸を見つけなければならないということが私たちの姿勢です。」 チェ院長の話に長年の友人たちが、年齢を忘れて安義士の遺骸探しのために直接足で走っている彼の健康を祈った。
東京/文・写真 チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/438198.html 訳J.S