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米国内務長官、白人至上主義団体のデモ行進について「表現の自由」波紋

バーガム内務長官、独立記念日の翌日にCNNに出演し発言 
「愛国戦線」、奴隷制度擁護の象徴の南部連合旗を掲げ「米国を取り戻そう」
4日(現地時間)に開催された米国建国250周年記念式典に先立ち、愛国戦線の400人あまりのメンバーがワシントン市内を行進している/AP・聯合ニュース

 米国の内務長官が、白人至上主義団体が独立記念日におこなったデモ行進を「表現の自由」と述べて擁護し、波紋を広げている。

 米国のバーガム内務長官は独立記念日の翌日の5日(現地時間)にCNNの番組に出演し、白人至上主義団体「愛国戦線(パトリオット・フロント)」のメンバーによるワシントンでの行進について問われ、「彼らの掲げる価値には同意できないが、米国の根本原則は、民主主義を複雑にしはするものの表現の自由」だと述べた。バーガム長官は「個人的に不快に感じるものや容認できないものもあるが、米国では憲法で表現の自由が認められており、あらゆる分野で適用される」と述べた。

 バーガム長官の発言は、米合衆国憲法修正第1条に明記されている表現の自由を掲げて白人至上主義を事実上擁護したものと解釈される。前日、愛国戦線の400人あまりのメンバーは、紺色の上着にカーキ系のパンツ、覆面とサングラス、帽子を身に着けてワシントンを行進。彼らは昼の最高気温が40度に達する猛暑の中、奴隷制度擁護のシンボルである南部連合旗を掲げ、街頭を行進しながら「米国を取り戻そう」というスローガンを叫んだ。

 彼らが地下鉄で移動する際に黒人女性を取り囲んでいるロイター通信の写真が報道され、注目を集めた。この写真は、トランプ政権下の米国における有色人種の現実と抵抗の意志を象徴すると評されている。

4日(現地時間)、ワシントンの地下鉄で、黒人女性が愛国戦線のメンバーに囲まれて座っている/ロイター・聯合ニュース

 愛国戦線は、第1次トランプ政権の発足した2017年にバージニア州シャーロッツビルで極右勢力が集結し、暴力デモを繰り広げた頃に結成された。以降、覆面姿で米国各地に集団で現れ、白人至上主義を主張するデモや行進を散発的に繰り広げてきた。彼らは南部連合を象徴する、13の星が描かれた米国建国期の星条旗(ベッツィー・ロスの旗)や、13の星に囲まれた斧(おの)の描かれた「ファスケス」など、様々な種類の白人至上主義を象徴する旗を掲げている。

 シャーロッツビル事件でトランプ大統領は、暴力デモを繰り広げた極右勢力とカウンターデモの側のいずれにも責任があると発言し、白人至上主義を擁護しているのではないかという批判を浴びた。

 その後もトランプ大統領は、白人至上主義者を扇動するかのような発言で何度も物議を醸してきた。2021年1月にバイデン氏の大統領当選を阻止するため連邦議会議事堂に乱入したトランプ支持者の中には、「プラウド・ボイス」をはじめとする白人至上主義極右団体のメンバーがかなり含まれていた。

 トランプ政権は白人至上主義を擁護する一方で、進歩陣営に対しては批判や極言を繰り返している。トランプ大統領は同日夜のワシントンのナショナル・モールでの演説で、進歩・左派に対して「共産主義はがんと同じだ。早く切り取らなければならない」と批判しつつ、人種差別を掲げる愛国戦線については言及しなかった。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/1266868.html韓国語原文入力:2026-07-06 11:23
訳D.K

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