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「聞け、海の底の骨の歌を」…長生炭鉱犠牲者の「魂」を舞台に

登録:2026-05-12 08:25 修正:2026-05-12 09:38
日本の劇団「新宿梁山泊」による『沈黙の海、骨は語る』東京公演
8日、日本の劇団「新宿梁山泊」が東京の花園神社に特設されたテント劇場で音楽劇『沈黙の海、骨は語る』を観客に初披露している//ハンギョレ新聞社

 「いまでも海の底で恨みを抱いて泣き叫んでいるアボジ(お父さん)…」

 8日、東京の花園神社の特設テントで開かれた日本の劇団「新宿梁山泊」の音楽劇『沈黙の海、骨は語る』の舞台。日帝強占期(日本による植民地時代)の1942年2月3日に起きた長生海底炭鉱の水没事故後、いまも海底に眠る朝鮮人労働者ら犠牲者183人の怨魂を供養するシッキムグッ(鎮魂のおはらい)で幕を開けた。万神(朝鮮半島のシャーマニズムにおける巫女の尊称、ペ・ミヒャン 演)は、「たとえ魂であっても故郷に帰り、家族に会った後、黄泉の国へ旅立つことを祈ります」と語り、彼らの極楽往生を祈った。

 続いて犠牲者の3体の「骨」が人の姿となり、海底炭鉱から上がってくる。「ネズミの群れが出てくる日は炭鉱に入ってはいけないのに、『シバタ』という奴が木刀で脅し、私たちを全員押し込んだ」。彼らは惨事当時の状況を生々しく証言する。「午前9時ごろ、海底炭鉱の上の海でクジラの潮吹きのように水柱が上がり、浜辺では人々が海を見て泣き叫んでいた」

 海底の坑内には、九州や沖縄などから来た日本の下層労働者たちもいた。「怖かったけれど、母と子どもを養うためにはお金が必要だったし、祖国(日本)の大東亜戦争の勝利のためには、石炭を掘る産業戦士が必要だと言われた。しかし、実際には奴隷と変わりはなかった」。炭鉱で最も過酷な業務は、植民地朝鮮から連れてこられた朝鮮人に負わされた。彼らは漆黒のような海底炭鉱で、一日12時間、2交代制で休まず働いた。仕事が終われば、捕虜収容所のような宿舎に送られ監視を受けた。「体調が悪くて働けない」と言えば殴られ、ご飯を与えられないこともあった。劇中の朝鮮人の朴鐘浩(全原徳和 演)は、母親にこう手紙を送る。「でも心配しないでください。必ずここから脱出し、お母さんの元に帰ります」。犠牲者は歌う。「黒ダイヤの輝きは 消えて久しい/それでも骨は 歌を忘れなかった(…)聞いてくれ骨の歌を/闇の坑道は まだ閉じていない」(「海の底の骨の歌」、趙博 作詞・作曲)

 この事件をめぐっては2年前、日本の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が数十年の努力の末に坑道の入口を発見し、82年ぶりに真実が浮上した。続く水中探査作業で昨年、犠牲者のものと推定される頭蓋骨など数点の遺骨を回収した。1月には、日本の高市早苗首相が首脳会談のために日本を訪問した李在明(イ・ジェミョン)大統領に、長生炭鉱の遺骨のDNA鑑定に協力することを約束した。

日本の劇団「新宿梁山泊」が8日、音楽劇『沈黙の海、骨は語る』の公演のために東京の花園神社に設置したテント劇場//ハンギョレ新聞社

 この日『沈黙の海、骨は語る』の初演を公開した新宿梁山泊は、劇団代表であり演出家の在日コリアンの金守珍(キム・スジン)さんが率いている。これに先立ち、韓国で在日コリアンの100年の歴史を描いた『百年~風の仲間たち』、旧韓末(朝鮮王朝末期)の開化派である金玉均(キム・オッキュン)の生涯に焦点を当てた『TORAJI』(オ・テソク原作)などを公演し、韓国の演劇界でも広く知られている劇団だ。金さんは今回の初演を練り直し、今年中に惨事の現場が見える宇部市の海岸での公演に加え、日本各地での巡演を予定している。来年は韓国での公演も準備中だ。金さんは「日本政府は『いつまで過去の歴史で謝罪しなければならないのか』と言うが、真に反省したことは一度もない」と述べ、「心から謝罪を行い、韓国と日本が真に和解する日まで、長生炭鉱問題は続くだろう」と指摘した。

東京/文・写真 ホン・ソクジェ特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1257927.html韓国語原文入力:2026-05-10 18:44
訳M.S

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