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CIA‘天皇監視’米 秘密文書 公開

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/418641.html

原文入力:2010-04-30午後07:30:51(854字)
"1971~89年 裕仁 動態 報告"

チョン・ナムグ記者

米国中央情報局(CIA)が1970年代初めから1980年代末までヒロヒト天皇に注目してきたことを示す機密文書が出てきたと日本<東京新聞>が30日報道した。

<東京新聞>は米国立公文書保管所が29日に公開した中央情報局機密文書の中で‘裕仁(HIROHITO)’という題名の文書複数が発見されたとし、これは米国が個人ファイルを作り天皇の対米感情や象徴天皇制の日本国内定着状況などに対する情報を収集し分析してきたことを示していると伝えた。

文書は1971年7月から1989年1月の裕仁天皇死亡時まで作成されていたこととなり計13枚だ。71年の文書には 「天皇は国内の治安問題や国際社会の懸案に対し幅広い識見を持っている」 、「天皇は親密な米日関係が続くことを希望している」 等の内容が載っている。また、同年秋 天皇のヨーロッパ訪問に対して 「在位中である王の初めての外遊」と注目し「天皇はフランス語に若干知識があり、辞典の助けを借りて英語を読めるという」等の内容を記録した。

東京新聞は「この文書が作成された時はリチャード・ニクソン当時米国大統領が電撃中国を訪問することにし、米日関係がよそよそしくなっていた時期」とし「ニクソンが71年にアンカレッジでヨーロッパ訪問の途についた天皇を出迎え会見した歴史的事実から見て‘王室外交’を準備するためのものである可能性がある」と解釈した。

1980年7月に作成された文書は天皇に対する日本人の態度、75年には初めて米国を訪問しジェラルド・フォード大統領と会見した時の天皇の態度などを詳しく記録している。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S